- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062830720
作品紹介・あらすじ
ねずみのピウス・ペローシは、ものを集めて歩きます。森へ行けば、ねじれた根っこ、おもしろいかたちの小枝や葉っぱ。海に行けば、貝がら、木ぎれ、キラキラひかるガラスのかけら。町では、かぎ、古い写真、だれにも届かなかった手紙……。
ピウスは、これらをだいじに持って帰り……、棚のなかに、だいじにしまっていました。ピウスはこのへやを、「ときめきのへや」とよんでいました。
感想・レビュー・書評
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ねずみのビウスは拾った物を家に持って帰り棚に飾る。部屋はたからものでいっぱいになる。そこは「ときめきのへや」。
子どもの頃、私は道端でつるつるのきれいな石をみつけた。家に持ち帰って大切にした。あの小石はどこへいったのだろう。いらなくなったんじゃない。思い切って捨てた小石を大人になった今、大切な物だったのではないかと思うようになった。
この絵本を読んでやっぱり大切な物を捨ててしまったんだとさみしさを認めることができた。それでも私には昨年秋拾ったどんぐりがある。これはときめきだ。私は大丈夫だと思った。たからものをさがさなくては!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ねずみのピウス・ペローシは、ものを集めて歩きます。森へ行けば、ねじれた根っこ、おもしろいかたちの小枝や葉っぱ。海に行けば、貝がら、木ぎれ、キラキラひかるガラスのかけら。町では、かぎ、古い写真、だれにも届かなかった手紙……。
ピウスは、これらをだいじに持って帰り……、棚のなかに、だいじにしまっていました。ピウスはこのへやを、「ときめきのへや」とよんでいました。」 -
絵本ですが、主人公に共感できるのは大人かなと思います。
自分の大切なものを思い出して愛しくなるような、優しい物語でした。 -
4、5分
他人から押しつけられた価値観で
自分の価値観を捨ててしまうのはどうなのか
分かりやすくはないけど、気づける子は
考えてるだろうと思える本 -
6分
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30年度 2-1
6分 -
ほかの誰かからみたらがらくたに見えたって、その人にとってはときめく宝物なんだ。小さな子供にも伝わりそうな話。
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簡単に捨ててはいけないよな。物には物語が詰まっているのだから。情緒豊か。