刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1443
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062836395

作品紹介・あらすじ

西尾維新×竹が放つ、待ってました!の時代活劇絵巻!
木刀 vs. 無刀

「この20年の間に本当に無名になっちまったんだな、虚刀流って」
出羽は天童将棋村――。無刀の剣士・鑢七花と奇策士・とがめは、王刀『鋸』を振るい、心王一鞘流をたった一人で守る汽口慚愧の道場を訪ねる。とがめがめぐらした奇策に、全身全霊で攻め入る汽口!一方で、否定姫配下の元忍者・左右田右衛門左衛門による真庭忍軍への残忍な粛清は静かに続く――!刀語、第9話の対戦相手は、心王一鞘流当主、汽口慚愧!
衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第9弾!

西尾維新が挑む時代活劇!こんな物語を待っていた!!

感想・レビュー・書評

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  • 将棋の聖地出羽が舞台。今回は派手な戦闘はなく、とがめの頭脳戦がメイン。潔く敗けを認める慚愧は凄いと思った。ちょっと融通がきかないが、まっすぐな姿勢は敵だけど好印象。好きなキャラだった。
    作者あとがきから、2人の9巻までの移動距離に改めてびっくりした。こんなに日本各地を転々とする話もそうそうないだろうな…

  • 初めてのVS 活人剣。
    笑ってしまう落とし穴から始まって、堅苦しい戦いになるかと思いきや、なかなかどうして気持ちの良い決着。
    後味の良さはシリーズ随一かも。
    これもすべて汽口慚愧の気持ちの良い性格のおかげ。

  • 場所は出羽(山形・秋田)で敵は活人剣な剣道家「汽口慚愧」。
    まにわには鴛鴦が登場して死亡。

    久々の惨敗となる戦いでした(仕方ないね)。
    あととがめの「ちゅう」と奇策は流石という感じで。

  • 再読。今回は王刀・鋸を受け継ぐ心王一鞘流当主汽口慚愧が相手。とがめさんが頑張った回である、相変わらずの奇策で。一方の右衛門左衛門とまにわにの忍者真庭鴛鴦の殺伐としたやり取り。本の最後の方に書かれているイラストの鴛鴦さんと蝶が泣ける…(´;ω;`)

  • 名前はどうあれ、一番常識人らしい人が出ましたね。(^^;
    (あとは、校倉と敦賀くらい?(^^;)
    決着戦については、このシリーズで一番意外な感じかも。
    とがめのすごさがわかる一冊でした。

  • 慚愧さんと七花コンビかわいいよな…凸凹すぎる師弟…。
    ていうか慚愧さんがかわいいんだ…。
    今回も珍しく見せ場らしい見せ場があって奇策士ぽいですとがめさん。
    七とがのいちゃいちゃが加速する9巻、鴛鴦さんと喋々さんは…向こうで挙式してください…。

  • 人を正し、心を正す、精神的王道を歩ます、教指的な解毒の刀 ー 王刀『鋸』。
    【解毒】に重きを置いた刀。心王一鞘流十二代目当主、汽口慚愧が所有。
    馬鹿がつくほど真面目な剣士から剣術を学ぶ姿が印象的。

  • 前作を読んでから随分と時間が経ってしまったので、細かな設定とか少し忘れている部分もあったのだけれど、ちょうど冒頭部分が今までの説明にあたるような内容だったので、色々と思い出せてよかった。

    それにしても、原作は淡々とした進み方だったんですね。アニメだとかなりのコメディというかよくわからないイチャイチャがおりこまれていましたが。
    アニメはとがめの嫉妬がちょっと面倒臭い感じでしたけど、まぁそれが二人の関係性の変化かと思っていました。でも、原作だととがめは特に気にもしてないですよね、キス。
    七花はとがめの入浴とか見ても平気なのに、キスされると動揺するんだ…。

    戦い方は…卑怯と思ってしまうのは、慚愧が真っすぐだから。清廉で正直な相手に奇策を仕掛けるというのは随分と後味が悪く感じてしまいます。

    さて、次はとがめの過去と向き合う回ですね。
    アニメでは少しわかりづらかった部分もありましたが、文章で読むならその辺りはわかりやすいかしら…。

  • うーむやはりさすがにマンネリ感。話としては面白く読んだのだけれども。
    もう残りも少しだし、そろそろいろいろと伏線の回収に入るだろうから、それに期待しよう。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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