- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062836494
作品紹介・あらすじ
園崎詩音、自縄自縛!
禁忌(タブー)を犯した詩音を追い詰める“オヤシロさま”の祟りとは――!?
昭和58年、雛見沢村。村に伝わる秘祭・“綿流し”の晩、夜陰にまぎれて“オヤシロさま”を祀る“祭具殿”に立ち入った園崎詩音と前原圭一――。最大の禁忌を犯した2人の周りで次々と起こる異変は、“オヤシロさま”の祟りか、それともただの事件か……?嘘に嘘を重ね、真実から目を背けようとする圭一たちを待ち受けるのは、歪んでしまった“日常”が生み出した血塗れの結末だった……!?
かつてない恐怖、そして来るべき未来の物語(ストーリーテリング)の可能性を斬新に詰め込み、あらゆるメディアを席捲したゼロ年代の記念碑的一大ムーブメント、『ひぐらしのなく頃に』の最終形態は、今ここに「小説」として結晶する――。
これぞ小説。『ひぐらしのなく頃に』の到達点にして新たな原点!
感想・レビュー・書評
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双子ものの醍醐味。わたしはどっちだ?というクイズに応えられなかった圭一の負けでした。魅音は逆に一人っ子だったらもう少し違ったんだろうなと思うと切ない。ここにきてようやく「解」が出ている意味が分かりました。1話よりオヤシロ様の存在感が薄いかなと思ったけれども最後に謎が出てきて、解が気になって仕方ないです。ホラーものは頼りになりそうなキャラについていきたい心情になるのですが1話の後だと誰に頼っても追い詰められそうな気がしてしまう。
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20150809
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この綿流し編の問題としては、犯人は誰なのか?という
割と単純なものなのかも。双子という設定が作中に
どちらが、どちらなのか?というボヤかし方を
しているのが終盤の謎に繋がっているのね。
双子による入れ替わりが2人が結託しての行為ではなく
それぞれが自分の都合と思惑で、勝手に入れ替わって
いるというのは...斬新かも。
ホラーとしての怖さは前作の鬼隠し編の
方が心理的にはイヤーな怖さ故、今作の
印象やインパクトはやや薄いかもしれないですね。
祟りや呪いという正体不明の怖さではなく、
あくまでも犯人という人間との対峙だからかな?
このシリーズ全体における位置が単なる一つの
ストーリーなのか、大きなヒントや伏線なのか...
まだここまででは...分かりかねますねw。
そもそも、いくつかあるストーリーは並行世界なのか、
交わっているのか...非常に曖昧なのが厄介です。
さて、残る問題編はあと...3巻。頑張っていこー! -
くけけけけ
文章でひぐらしを楽しむっていうのもいいよね。 -
いやー、これは怖いな。少しずつ謎が解けてきた、気がする。
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一番怖いと思っていたシーンが……あぅ、ちょっとやりすぎかも~。息が切れそうです(笑)。悲しいことですが、かなり笑えるポイントになってしまったかもしれませんね。
でもこの「綿流し編」は、やはり王道に謎解きが出来ますね。前編通しての謎は解けないかもしれないけれど。きっとミステリファンは、「真犯人」の見当はつくと思いますよ? ただし、一筋縄ではいきませんが。 -
綿流しの後編です。終わりかたはやっぱり圭一くんは可哀想だなと思いました。
なんか原作読んでても、小説を読んでても綿流しは深いなと思いました。原作も小説も途中で分からなくなるところが多々あり、自分ダメだなと思いましたね。 -
評価以前