終物語 (下) (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
4.08
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本棚登録 : 1874
感想 : 121
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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838689

作品紹介・あらすじ

“それがきみの――青春の終わりだ。”大学受験当日の朝、北白蛇神社へ向かった阿良々木暦。彼を待ち受けていたのは、予期せぬ笑顔と、最終決戦の号砲だった――すべてのはいまここに収束する……!

感想・レビュー・書評

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  • 真宵ちゃんが戻ってきて、ひたぎとデートして、自分を救った。いろいろありすぎの一年が終わる。その最後の怪異がまさかの自分。一番こじらせていたのは、自分自身だった。自傷し、自殺する、他人のために自分を殺す、自分が消滅すれば良かったのだ。

  • 阿良々木くんの青春の終わり、と題されたこの物語は、真宵ちゃんとの再開、ひたぎちゃんとのデート、扇ちゃんとの最終決戦の三本立て、まあなんと密度の濃い。
    八九寺真宵を神様にするのくだり、三竦みの綺麗な回収に西尾維新マジックを感じました。撫子にナメクジデコピン(?)した貝木みたいにところどころで張られていた伏線が綺麗にハマってなんかもうすき。
    ひたぎちゃんとのデートは相変わらず可愛くて始終ニコニコ。さらっとひたぎって呼べちゃう阿良々木くんはこういうとこ主人公なんだよな。ボーリングもカラオケも隣でみていたい。名前呼びになったことでふたりの仲もレベルアップ。ひたぎちゃんが、ちゃんと羽川のことも翼って呼ぶところがたまらなくすきです。
    なんでもしってるお姉さんはなんでもしってるから、どこまで予想してたのかななんて思いながら読みましたが、実は何も知らないのかもしれない。知ってることはないのかもしれない。臥煙お姉さんのは事実から生み出された予測でしかなくて、それが本当のことなのか、口に出すまでわからないのかも。
    そして扇ちゃん。阿良々木くん本人の生み出した怪異。阿良々木くんの主人公性が生みだした化物。
    最後に自分を守る選択ができた阿良々木くんは、今度こそ、大人に片足を踏み込んだのでしょう。
    そして、メメおかえり。羽川おつかれ。
    阿良々木くんが自分を守れたのは周りの人の助けがあったからだと、そう実感していてくれたら、こんなしあわせなことはないです。

  • ラスボス登場、度肝を抜かれた場面からのこの巻。終物語、って題名がこんなにしっくりくるとは。

  • 終物語 西尾維新
    青春の終わりを告げる鐘が鳴る
    3月13日入試当日、阿良々木暦は日課の北白蛇神社へ散歩に行った。そこで待ち受けていたのは予期せぬ笑顔と最終決戦の号砲だった!物語シリーズ17冊目!
    #読了 9/23

  • 2023.8.5 読了


    とうとうシリーズの最終に近づいてきました!
    いろんなことに終わりが。。。

    メタ発言 バリバリで めっちゃ面白かった!(笑)
    この流れ やっぱり好きです。


  • 暦物語の最後で地獄にいったあとの話。ラスボス忍野扇とバトル。

  • 羽川翼が戻ってきてくれたことに感動した‥
    日本を離れるという選択をした羽川さんを見て勝手に読者として置いて行かれたような勝手な感情を持っていたけど、物語の1番最後に自分を犠牲にして、1番の危機を救いにきてくれた羽川さんのキャラクターが何より魅力的だった。

    阿良々木くんは相変わらず自己犠牲精神の塊だけれど、そんな彼に誰もが助けられた、振り回された経験があるからこそ彼は死なずにここまで生きているんだろうな‥

  • 登場する大人達は全員頼りになる所が良いですし、シリーズを通して伏線を回収し続けてくれるので様々な情報が繋がって楽しい。特に、阿良々木君と戦場ヶ原さんのデート回はお気に入りです。

  • 自分を犠牲にして他人を助けるってシロウかよ!と思ったけどシロウよりも歪んでいるように思えなかったのはところどころに入るギャグ描写だろうなぁ。

  • 地獄から始まる最後のお話。

    まさに青春は終わらないといった感じで読み応えありました。
    扇ちゃんの正体についてもスッキリ。


    忍野はアロハシャツで南極にいたのか。
    その絵も想像つかなくて笑える。

    後行方不明なのは貝木ぐらい?


    羽川が扇ちゃんの天敵でファンと言う解釈も面白い。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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