撫物語 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
3.71
  • (47)
  • (73)
  • (77)
  • (9)
  • (4)
本棚登録 : 1011
感想 : 70
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838986

作品紹介・あらすじ

かつて神様だった少女・千石撫子。夢を追い、現実に追いつめられる彼女は、式神童女・斧乃木余接の力を借りて、分身をつくることに成功する。
しかし4人の「撫子」達は、ばらばらに逃げ出してしまい……?
これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
自分さえ、手に負えないのが青春だ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 千石撫子のオフシーズンもの。
    努力は尊いが、必ず報われる訳ではない。
    そんな撫子のドタバタ劇。

  • 新たな始まりへと続く良いオチだった。文中にもあるように、確かにアニメ化は厳しいかも…?

  • 撫子ちゃんの決着のお話。語り部も撫子ちゃんだからあのフワフワした感じなのかと思いきや、もうあの頃の撫子ちゃんとはまた違った感じがしました。
    斧乃木ちゃんが沢山出てきてうれしい。
    斧乃木ちゃんがめちゃくちゃ使える子で、でもやっぱり式神だから裏で臥煙さんが糸を引いているのかな~とかいろいろ思っていたけれど、今回は(も?)斧乃木ちゃんだけで描いた結末で驚きました。
    撫子と相性がよさそうで、個人的にとてもうれしい。
    最後のおと撫子を直江津高校に迎えに行って、対峙するシーン、思わずうるっと来てしまいました。
    おとなになったね、撫子ちゃん。
    読後感がよいです。とても救われました。

  • 撫物語/西尾維新 10/14 #読了
    千石撫子は漫画家になりたい。その夢をはっきりと、恥じることなく告げた。…と思った矢先に余接と作った4人の式神は逃亡し行方不明に!無事に取り戻し、可愛いだけだった過去と向き合うことはできるのか⁈

  • 撫子の物語。漫画の練習のため4体の式神を召喚したけどその式神に逃げられて後を追うって物語。千石の成長がみられる物語。

  • オール1冊なでこドロー(語り部撫子)。
    オフシーズン愚物語に続きまたも登場、余接ちゃんと撫子のドタバタ劇場。
    正直短編な内容かと思ったらオール1冊で驚き。
    久々に1冊1話を読んで思ったけど、西尾維新の描く行動描写は細部が細かすぎて分かりづらい上に長過ぎてページ数が無駄に多くなる。
    だから、しのぶメイルが苦手になって物語シリーズを読むことから遠ざかってたことを思い出した。
    過程が本編なのが西尾維新であり本編の戦闘はさくっと終わらせるのが西尾維新である一方で、戦闘描写をしっかり描く本作みたいな作品もあることを改めて思い知らられた。
    というよりも、本作の場合はくどい戦闘描写より撫子の探索パートみたいなもので発生した行動描写みたいなものが頁数のかさましになってたと思わざるをえなかった。
    西尾維新のことだから4人に分かれた撫子ちゃんを一体一体回収すると見せかけて、後半2体はあっけなく終了みたいなのを想像してたが、本作はしっかりとノーカットでお送りさせられてしまった。
    だからくどすきで退屈な部分もあったけど、だからこそ、撫子というキャラの成長を垣間見えた気もする。
    1冊を通してではつまらないというより描写細かすぎてダラダラやり過ぎという感じはするが、
    セカンドシーズンラスボスの撫子の後日譚として、
    物語シリーズ全体においての本作として、かなり大事な一冊なのなもしれない。

    ということを踏まえても評価は2くらいだったが、
    ラスト(30小節目)の5ページぐらいが、最高で、これだけの為に読まされた250ページとしても納得は出来るのかもしれない。ということで評価は3へランクアップ。

    あと老倉×撫子の絡みは正直かなり嬉しかったし内容も良かった。家庭が無くて引きこもっていた少女と家庭があって引きこもっている少女の邂逅は、単なる引きこもりの先輩後輩関係ていうだけじゃないのもなんだかエモい。

    西尾維新が注ぐキャラへの愛情が垣間見え過ぎてしまう1冊。なでこスネイク、なでこメドゥーサを再読したら評価は変わるかもしれないけどそれはまたいつの日かに。

  • スピンオフとはいえ、千石さんをメインに書き上げられていて中身も濃かった‥
    当初設定はどこまで考えられていたのか気になる程、物語が進むにつれて繋がっていく感じがする。

  • (2021-12-26)

  • 【所蔵館】
    総合図書館中百舌鳥

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000951730

  • 数年振りに物語シリーズを読んだが、やはり面白い。楽しい。
    撫子が好きな人はもちろん、斧乃木ちゃん好きにも読んでほしい。

全70件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西尾維新の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×