- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062838986
作品紹介・あらすじ
かつて神様だった少女・千石撫子。夢を追い、現実に追いつめられる彼女は、式神童女・斧乃木余接の力を借りて、分身をつくることに成功する。
しかし4人の「撫子」達は、ばらばらに逃げ出してしまい……?
これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
自分さえ、手に負えないのが青春だ。
感想・レビュー・書評
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千石撫子のオフシーズンもの。
努力は尊いが、必ず報われる訳ではない。
そんな撫子のドタバタ劇。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新たな始まりへと続く良いオチだった。文中にもあるように、確かにアニメ化は厳しいかも…?
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撫物語/西尾維新 10/14 #読了
千石撫子は漫画家になりたい。その夢をはっきりと、恥じることなく告げた。…と思った矢先に余接と作った4人の式神は逃亡し行方不明に!無事に取り戻し、可愛いだけだった過去と向き合うことはできるのか⁈ -
オール1冊なでこドロー(語り部撫子)。
オフシーズン愚物語に続きまたも登場、余接ちゃんと撫子のドタバタ劇場。
正直短編な内容かと思ったらオール1冊で驚き。
久々に1冊1話を読んで思ったけど、西尾維新の描く行動描写は細部が細かすぎて分かりづらい上に長過ぎてページ数が無駄に多くなる。
だから、しのぶメイルが苦手になって物語シリーズを読むことから遠ざかってたことを思い出した。
過程が本編なのが西尾維新であり本編の戦闘はさくっと終わらせるのが西尾維新である一方で、戦闘描写をしっかり描く本作みたいな作品もあることを改めて思い知らられた。
というよりも、本作の場合はくどい戦闘描写より撫子の探索パートみたいなもので発生した行動描写みたいなものが頁数のかさましになってたと思わざるをえなかった。
西尾維新のことだから4人に分かれた撫子ちゃんを一体一体回収すると見せかけて、後半2体はあっけなく終了みたいなのを想像してたが、本作はしっかりとノーカットでお送りさせられてしまった。
だからくどすきで退屈な部分もあったけど、だからこそ、撫子というキャラの成長を垣間見えた気もする。
1冊を通してではつまらないというより描写細かすぎてダラダラやり過ぎという感じはするが、
セカンドシーズンラスボスの撫子の後日譚として、
物語シリーズ全体においての本作として、かなり大事な一冊なのなもしれない。
ということを踏まえても評価は2くらいだったが、
ラスト(30小節目)の5ページぐらいが、最高で、これだけの為に読まされた250ページとしても納得は出来るのかもしれない。ということで評価は3へランクアップ。
あと老倉×撫子の絡みは正直かなり嬉しかったし内容も良かった。家庭が無くて引きこもっていた少女と家庭があって引きこもっている少女の邂逅は、単なる引きこもりの先輩後輩関係ていうだけじゃないのもなんだかエモい。
西尾維新が注ぐキャラへの愛情が垣間見え過ぎてしまう1冊。なでこスネイク、なでこメドゥーサを再読したら評価は変わるかもしれないけどそれはまたいつの日かに。
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スピンオフとはいえ、千石さんをメインに書き上げられていて中身も濃かった‥
当初設定はどこまで考えられていたのか気になる程、物語が進むにつれて繋がっていく感じがする。 -
(2021-12-26)
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【所蔵館】
総合図書館中百舌鳥
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https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000951730 -
数年振りに物語シリーズを読んだが、やはり面白い。楽しい。
撫子が好きな人はもちろん、斧乃木ちゃん好きにも読んでほしい。