クレヨン王国の十二か月(新装版) クレヨン王国ベストコレクション (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 203
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062852555

作品紹介・あらすじ

大みそかの夜、ユカが目をさますと、12色のクレヨンたちが会議をひらいていました。なんと、クレヨン王国の王さまが家出してしまったのです。王妃さまとユカが王さまをさがす、不思議な旅の結末は?500万部のロングセラー、「クレヨン王国」シリーズから特に人気の作品を選び、新しいイラストでおとどけします!講談社児童文学新人賞受賞。小学中級から。

感想・レビュー・書評

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  • クレヨン王国の十二か月。
    一年生ぐらいの時読んだのを思い出し、登録。読み返したら字が大きい!

    ありの親分、王妃の出した薬で亡くなる。王妃、整理整頓心掛ける。
    心掛けるのはいいことですが、亡くなる系が出てくるとは……と当時思いました。

  • 王妃の12の悪い癖を1年がかりで更生していくというストーリー。
    たぶん、私が人生で初めて手にした小説。
    「なんだか不思議な事でもおこりそうなかんじです。
    サンタクロースを信じていた頃の、クリスマスの夜も、こんなふうな気持ちでした。」
    幼少の私にはこのフレーズがやけに印象的だった。
    季節描写がとにかくみずみずしく、ひと月ひと月、独特の世界観があり、独特ゆえに結構色んなシーンを覚えていた。
    大人になった今読むと、王様もたいがいじゃないかと思ってしまう。9月の刑務所と12月のお墓島では捕まるし、そもそも国をおっぽりだして一人逃避行って責任感ないのか!とかね。
    そういえば、1月にホットケーキを焼く件、「メリケン粉」だったがさすがに改定されて「小麦粉」になっていた。←当時、すでにメリケン粉なんて呼称してなかったけど…。そんな些細な事を思い出したりで
    とても懐かしく、楽しい読書時間だった。

  • この本がすごく面白かったことは覚えていたんだけど、今回久しぶりに4回目?くらいの再読で、また改めて面白さがよくわかった、すごい

  • セリフなどの言葉が面白い。

  • 子供の頃、とても人気があった本。せっかく思い出したから手に取ったら、絵がとてもかわいくなってた。
    一月町、二月町…と12の町をめぐりながら、シルバー王妃の12の悪い部分と一つずつ向き合う。
    王妃の欠点と鏡写しのような王国の町々は、ちょっと治安に不安を覚えるけど。
    欠点ばかり目立つシルバー王妃は、王のために自ら旅立つ気概の持ち主だし、王国のために王に戻ってほしいと願っているところも素晴らしい人格だと思う。

    終盤のガイコツとの戦いで、シルバー王女がユカの盾となり、整えた髪を引き抜きながら戦っているところはよかった。

    本の読んでいる辺りのページの厚みが、一年の過ごした分、残りの分、と感じられるのが面白い

  • 子どもの頃、今から20年ほど前にクリームソーダを美味しそうに飲む描写があった本を読んだことを思い出しました。
    それがクレヨン王国シリーズであることは分かっていたのですが、どの作品内の話かは分からず何となくタイトルに覚えのあるこちらを購入してみました。
    しかし実際には、同シリーズの「月のたまご7巻」に収録されていることと、私が読んだのは「クレヨン王国スペシャル夢のアルバム」という公式ファンブックに掲載されていた一節だった事が判明しました。
    人の記憶とは曖昧なものですが、せっかくなのでこの「十二ヶ月」熟読したいと思います。

  • 16つの話に分かれていて、しゅじんこうのユカは、ふしぎなクレヨン王国にまよいこんでしまいました。ユカは、ぶじ帰られるのか?

  • 子供の頃、読んで好きだった本。親の年になってもう一度読んでみたくなり、クレヨン王国シリーズ読み直しました。イラストは前の方が好きだったので、その点残念でしたが、大人になっても心に響く本でした。また他の続編も読もう。

  • 読了。
    イラストが変わっても名作。

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著者プロフィール

名古屋市生まれ。早稲田大学文学部国文科卒業後文筆活動に入る。1956年 オール読み物新人賞受賞。1963年 モービル児童文学賞受賞。1964年 『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。1968年から1988年まで、自然に親しむ心をもった児童を育てる目的で学習塾を開く。
2012年逝去。主な著書に『クレヨン王国』シリーズ47タイトル、『静かに冬の物語』(以上すべて講談社刊)などがある。2012年逝去。

「2016年 『クレヨン王国黒の銀行(新装版) クレヨン王国ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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