小さなトロールと大きな洪水 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062854672

感想・レビュー・書評

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  • ムーミンの第1作だそうだ。
    娘の卒論がムーミンの話ということで読んでみた。
    昔テレビシリーズを見ただけだったので、ムーミンは大きい動物だと思っていたが、タイトルにあるように小さな生き物だということがわかった。
    子ども向けを意識しているのだと思うが話の展開が早い。
    さくっと読めてしまうが、解説を読むと作者の意図は奥深い所にあるようだ。
    楽しく読めればいいのかもしれないが、話の雰囲気は緊張感がある内容で、楽しむとはちょっと違うかもしれません。

  • 面白かった。いろんな人に会っていた。 2017年読了

  • フィンランド情報集めにより。
    とても有名で、人気のあるムーミン。
    キャラクターの外見ばかりが先行して、話の内容や雰囲気、キャラクターの性格などが置き去りになってる感があるが、戦争中に生まれた第一作目のムーミンは、不思議だけどおもしろい、形容の難しい本。
    限られたキャラクターだけで冒険が進むが、ストーリーの中に、時を越えてわかる「気づきの種」が含まれている予感。
    ナレーターによる「○○はこういう気持ちだったのでしょう」という丁寧すぎる解説がユニーク。

著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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