誰がための探求 英国妖異譚17 (講談社X文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062865036

作品紹介・あらすじ

全寮制パブリックスクール、セント・ラファエロ。理事の一人が謎の死をとげ、彼の代理人だったアシュレイが理事に就任したことで、学園内は喧しい。そんな折、密かに霊廟跡地の秘密を探っていたオスカーに憑いている霊が見え、ユウリは一人頭を悩ませていた。除霊することはユウリの能力をオスカーに明かすことになる…。二人の関係が壊れても…。ユウリは決断した。

感想・レビュー・書評

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  • 読了。

  • 押しかけファグ(笑)、コンフィ、オスカーに届く間違いレター、ナナカマド(ストーンヘンジ?聖域?)、アシュレイとアレックス、サイクリングと魔女の予言(助言)、オスカーの除霊。

  • 2010年3月9日読了

    まさしくオスカーメインだったわけですが、どちらかというと無意識に霊に振り回されているorアシュレイに振り回されているオスカーのお話でした(笑)

    近頃は慣れなのか、それとも彼自身が少し寛容だったのか。アシュレイの行動がそこまで利己主義に働いていなかったような気がするんですが、今回は久々に「ひどい!!」と思わされる場面がチラホラ(-_-;)
    シモンは邪魔ではあるけど、自分がいない間の守り役程度に思って仕方なく許容しているんだと思うし、知識や能力・権力的な面からもアシュレイはシモンをそれなりに評価しているだろうしね。ユウリの取り合いになると邪魔だろうけれどもwww
    それに反してオスカーは、気骨はあってもアシュレイが評価するほどの知識や能力がない、普通の高校生なので癪に障るんだろうなー。これ以上ユウリ信奉者が増えると面倒とも思っているんでしょう。なにせ、アシュレイはユウリを手駒にしたいのだから。そういうわけで、オスカーがめっちゃ標的にされている様がなんだか哀れ…(>_<)

    オスカーは最後にユウリの能力を目の当たりにするわけだけど、それまでは霊的な類が絡んでいるとは思っていなかっただろうし。もしくは感じてはいたけど、否定したがっていたんだと思うんだよね。そんな無知な状態のオスカーにすらアシュレイはヒドイ。もう、あいつ、ホントに容赦ないよね!!
    今後、今まで以上に仲良しになるだろうオスカーは自分の無意識の行動=霊的触媒であるようなことに気づくことはあるんだろうか。……驚くだろうなあ(^o^)丿

    それよりも、本当に本当にシモンとユウリの物理的距離が開きすぎてて泣けてくるんだけど!><
    まだアシュレイ在学中の方が距離が近かった気がする(-_-;) 受験生という立場がそうさせるのか…?それとも別の何かなんでしょうか。
    以前のような、完全に気を許した場面ってのが本当に少ないので切ないよおおお(/_;) 同じベッドで寝るとかそういうシーンはあっても、相変わらず距離が開いちゃっている…。シモンにもっと出番とユウリへの溺愛っぷりをくれ…!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/

    次回はシモン危機一髪!的な話らしい。
    ついでに今回の話も尾を引いているようなので、ちょっと楽しみである。

  • 好きなカバーイラストの一枚。

    GPS機能!!

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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