帝都万華鏡 桜の頃を過ぎても (講談社X文庫ホワイトハート(BL))
- 講談社 (2007年12月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062865050
作品紹介・あらすじ
舞台は大正に元号が変わった頃の帝都。給費生として一高に入学した石木琢馬は、桜の下で出逢った美しい青年-高市京介に、かつてない感情を抱いていた。放課後、自作の詩をしたためた雑記帳を忘れてきた琢馬は、あわてて教室に駆け戻る。そこで雑記帳を読んでいたのは、あの京介だった-。やがて詩人と編集者となる二人の関係を、濃艶かつエロティックな文体で描いた異色のデビュー作。栗本薫氏、大絶賛。
感想・レビュー・書評
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鳩さん、初読み。最近の新刊が評判で新人さんだと思ってたのですが、もうずっと前にデビューしていたのですね。こちらがそのデビュー作。
書かれているのは大正時代の帝都に生きる青年二人が結ばれるまでのその長い半生。これがすごく良かったです。
登場人物の心理描写も丁寧で、なおかつ時代小説としての体もきちんと成している。それらが独特の空気感を醸し物語を作っているといっても過言ではなくこんなに完成度の高いBLは初めてだと思いました。その上ちゃんと萌えもあったし。
言葉遣いや表現など、ラノベとしてのBLに慣れている層には敷居がほんの少し高いかもしれません。ですが小説もBLも好きな人にはぜひ読んで欲しいお話です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大正浪漫BL
苦学生で親友でどこか幼い死掛けの妻を持っている琢馬に恋愛感情を抱くぼんぼんで白皙で冷静沈着な京介
成人しても詩人と文学雑誌の編集者として共に居る2人
でも妻が死に、やけくそになった琢馬に京介は――
甘酸っぱい、切ない、妖艶且つ純情
BLの素晴らしい所をここぞとばかりに詰め込んだ小説です -
たまに 無性にBL小説を読んでみたくなります。
…ラブシーンながっ!! -
不思議な文体だったけど…たまにはこういうのもいいかなー栗本薫推薦の意味がよく分かった。そっくりだった。
ねっとりとしていながらも哀愁漂う…素敵な世界観です。 -
初!ベーコンレタス!!
そこまでディープではない…筈。
文体が美しいが、若干回りくどいかしら。
今後が楽しみな作家さんであります。
報われてない春洋さんが好き。 -
濃い。
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08/6/10
編集者×詩人。
大正辺りの時代背景は大好物だし、文章もしっとりしていて好みだったのですが、
受が健気でいじらしく慕っているという設定が好きなので、いまいち共感できず消化不良です。
濡れ場はじっとりと濃厚な雰囲気がとても好きでした。
攻の兄と秘書(?)の話が読みたいです。 -
大正時代もの。イラスト今市子さん。ってきたら買うでしょう!!個人的にはもっと耽美でもよかったかな、と思いますがこれはこれでいいと思います。今作での脇役、春洋さんがメインの「帝都万華鏡」第二弾も楽しみです。
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大正浪漫たっぷりなのはいいんだけど、メインの二人がどうも好きになれず…。脇役の方が好き。特に梔子の香りがするというあの人。体臭が梔子って…甘すぎ(笑)
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