野心のすすめ (講談社現代新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882019

感想・レビュー・書評

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  • ◯一言で言うなら
    「とっとと行動しろ」
    これに尽きます。

    ◯日大理事長として
    彼女は名ばかり理事長だったかもしれません。前田中理事長の負の遺産は取り除けたでしょうか。
    現在はYouTubeもやられているようで、、、
    この物語で言うなら「お金」の面では彼女は一流ですが、仕事の高潔さの面では褒められたものではないでしょう。

    この本に書いている事は立派ですよ。
    行動が伴っていないので説得力がない所が素晴らしいと思います。

  • 話が昔っぽかった。芸能人のうわさ?話など。文章は読みやすかった。

  • ゆとり世代、さとり世代と言われる若者や、安定志向を求める女性たちに「野心を持て!」とストレートに説教する本。
    で、あって欲しかったけど、野心以外にも必要だと作者も言っていた、努力や運や謙虚さ、感謝がいまいち伝わってこず。逆に、それらを小出しに入れられるより、もっと野心!野心!とギラギラした感じでやってくれたほうがよかったかな。
    「自己顕示欲が高い人は主婦に向かない」という話が一番自分に近く、考えさせられた。

  • 友人からもらいうけたので読んでみた。
    すごい人なんだろうしこういう生き方もありなのかなあと、漠然と思った印象だけで終わった。。
    自己啓発本として読むなら参考にはならなかったし、
    エッセイとして読むには読みやすいけどあんまり面白くはない。

    が、以上は自己啓発本嫌いの感想です。
    そもそもで生きる目的が共有できないから
    共感できないし真似しようとは思えない。

  • なんで売れてるのか?分からないなぁ。

  • 令和の時代に共感しまくれる考えではなかったかなぁ。

  • ここまで本心を、(しかもとてもネガティブでジャッジメンタルで差別的な本心を)書けるというのは、それはもう翻ってすごいことなのではないか。人の中にはこういう人もいるんだ、という作品としては面白いのかもしれない。。。

  • 南国市立図書館
    エッセイ

  • 共感できるところもあったけど、できないところもあった。(全体的に我が強い…。)
    以下は共感したところ。

    第一章
    ・一生ユニクロと松屋でオッケーじゃん
    野心を持つことが出来る人とは、
    自分に与えられた時間はこれだけしかないと考えている人。
    「このまま一生ユニクロを着て、松屋で食べてればオッケーじゃん」
    →自分の将来を具体的に思い描く想像力が欠けているのでは?

    電車に乗って、向かい側に座っている初老の人を何の気なしに見ただけなのに、
    ああこの人は豊かな生活をしていそうだな、とか
    貧乏くさいな、とか感じること、あるのでは?

    第四章
    ・働いているから確認できる愛情
    人が稼いできたお金に頼って生きていく人生は考えにくい。
    自分の欲しい物を、自分で稼いだお金で買えることは当たり前に必要。
    仕事をしていて充足感を得られるのは「自分の代わりがいない」という確信を社会の中で得られる時では?
    自分が複数の他人から必要とされている場所が家庭の他にもあること。
    そこから得られる自信は他の何物にも代え難い。

    ・働く女性がウサギからトラへ変わる時
    女性が会社に入ってから数年は「ウサギ」として可愛がられなきゃいけない。
    最初からトラをやってると生意気。
    しかしいつまでもウサギをやってると一生「使われる」立場で終わってしまうから、いつかトラにならないといけない。(30歳前後?)
    ポジティブな意味でトラに変わっていくのが、働く女性たちの『山月記』。

    〈感想〉
    一生ユニクロと松屋でオッケーじゃん、とは思っていなかった。が、自分に与えられた時間を考えたことは正直なかったかも…。
    誰かに経済的に依存したくない気持ちがあるので、第四章は共感できるところが多かった。
    あとはウサギとトラの話すごく納得。
    トラに変身するタイミングを狙いつつ、今はウサギとして経験値を積もう。

  • 野心のモチベーション
    自分に投資すると「人気」がついてくる
    いろんな経験を積む≒会話が面白い≒人が集まってくる
    P.69野心の履歴書
    「新規まき直し」作戦
    小さな成功体験を大切にする(覚えておく)
    たとえ根拠が薄い自信でも、自分を信じる気持ちが、辛い局面にいる人を救ってくれる
    P.119野心と女の一生
    自己顕示欲の量
    ●人間が成長するのは、なんといっても仕事だと思うんです。仕事とは、イヤなことも我慢して、他人と折り合いをつけながら自己主張していく事でもある。ずっとその試練に立ち向かい続けている人は、人間としての強さも確実に身につけていきます

    ●世の中は理不尽なことで溢れていて、自分の思い通りになることなどほとんどありません。だけど人間は努力をしなければならない。それを社会で働く事で学んでいる
    女性経営者の野心のバネは「悔しさ」
    お金を儲けることービジネスって、頭をロジカルに使わなければならない

    P.173野心の幸福論
    欲望の「大食感」
    幸福というのは、その人の体型や体力と比例するようなものではないかと。体型を野心、体力を向上心と言い換えても良い
    「妄想力」が野心のバネになる;本
    野心の日常的な心得とは

著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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