- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062883320
感想・レビュー・書評
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ビジネスが勉強と違うのはコアを見出すことが用意でなく、しかもしrが変化すること。ビジネスの歴史を見ると将来のコアとなる新しい技術の潜在力を見抜けなかったれがいくつもある。ただし状況の変化を常に把握し、重要な変化が生じたときに柔軟に対応すれば、この問題に対処することができる。
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「さまざまなことに『コア』と呼びうるものがあり、努力をそこに集中すべきだ」という冒頭の文章が、本書の内容のすべてを語っています。
「ジップの法則」や「ランクサイズ・ルール」といった統計に関する話題を盛り込んでいるなど、興味深い話題も多かったのですが、本書から得られる具体的なテクニックに関しては、上の文章に尽きているように感じました。 -
☆☆☆『「超」集中法』(野口悠紀雄)
『2:8の法則』の重要性の説明から始まり、その2割が全体の中でコアとなる。と論が展開されていく。その割合でこの関係が成り立つ説明として、“教育の仕方”を例にとっている。「crucial(重要な部分)だけを取り出すと体系的にならないし、全体像をイメージしにくくなってしまうのでtrivial(些細なこと)を交えながら、共通のイメージを持ってもらったうえで深い理解につなげる必要がある。」と説明している。
全体のなかで、印象に残った箇所3箇所。抜粋します
①鳥の目法”で全体を把握すれば、個々の部分がどのように関連しているかが分かるそして、重要性とは、個々の部分が全体に対してどのような位置にあるかできまる。
〜〜この“個”と“全体”との関係性が掴めれば(感覚的で良いと思うのだが)理解ができているということなのだと思うし、それができれば他者への伝承ができる。
②全体を俯瞰するうえで重要なのは、できるだけ高いところまで登ることです。とにかく進む。途中で分からないところがあっても、とにかく行けるところまで登ってしまう。それが有効なのは「狭い範囲でコアをみいだしても、それがより広い範囲ではコアではない」というケースなしばしばあるからだ。
できるだけ早く、できるだけ高いところにのぼってしまえば、そこに至るまでの概念や理論付けが分かり、なぜある概念が必要なのか、個々の概念がどのようにつながっているのか、どの程度に重要性のものなのか、といったことがわかります。
〜〜この部分は、“枠組みの範囲”の外からの“客観視”が重要なこと。それは、いきなり外側にでても枠組みの構造が分からないので、その枠組みの中を高速で通過する必要があるといったイメージかな。そこに『俯瞰』という感覚が生じるのでしょう。
③「歴史」は教養の中で重要な地位を占めます。技術が進歩し、資本蓄積が進んでも、社会活動とは、所詮人間集団の営みだからです。
〜〜最近やたらと、この類の言葉に出くわすことが多い。“引き寄せの法則”なのだろう。
先日読んだ『14歳からの哲学』(
『複数の人が集まれば、複数の観念が集まり、混合し、競い合って、その中で最も支配的な観念、つまりもっともっと多くの人がそう思い込む観念が、その集団を支配することになるこれが言わば「時代」というものだ』といった言葉。
「人の営み」の集積。というなかなか実感の持てない存在を意識することは、まさにこの現実を必死に生きながらも、俯瞰する高見に登らせてくれる感覚がある。
2016/06/04 -
参考にしたいこと
☆2割を制すれば8割を制する。
☆試験勉強こそ2:8法則が有効
・過去問勉強法の有効性
・パラシュート学習法でコアを把握
☆変化するビジネスのコアをつかむには
・コアが何であるかは非常に難しい。
・ビッグデータの活用
・経営者が対局観を持つためには教養と歴史が必要
・ビジネスにおけるコアをいかに発見できるかは、データの用いて定量的に把握、数値で表しにくいものについては「盗んで」覚える。
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参考になった
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第一章だけですべて言い尽くしているし、じゃあどうしたらいいのかはわからない。購入するまでもなかった。
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全体の中でコアが占める比率は2割程度でも、成果や価値の8割程度が生み出される場合が多い。
これを「2:8法則」と呼びます。
本書は、「2:8法則」をさまざまな分野で有効に活用するためのノウハウをまとめた一冊です。
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=7471 -
野口悠紀雄の「超」シリーズはどれも読みやすく、具体的方法までしっかりとカバーしてくれている。ただ、今回の集中法では、大切なコア(2:8理論)を如何にして見つけるかの具体的方法については十分カバーされてない様に思う。
相変わらずこの本でも役人体質に対しての批判炸裂。 -
いわゆる「2:8の法則」だけで1冊書きよった、みたいな感じです。今までの野口先生の著作と比べるとちょっと内容薄いような気がしました。