- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062934855
作品紹介・あらすじ
恋都(こと)・奈良でまた恋の予感!?
毒舌だけど寂しがりやの「狐さん」がお面を脱ぐと……
コミカルで優しさ溢れるメフィスト賞受賞作『恋都(こと)の狐さん』待望の続編!
狐のお面に着流しで奈良を闊歩する不思議な青年「狐さん」は、
春日大社で中学の同級生だった「烏」と再会。
烏は狐の幼馴染み・揚羽(あげは)への
10年越しの想いを遂げるため関西に戻ったと告げる。
恋成就の協力を求めて、烏は狐に同僚の美女を紹介するが、
奈良公園で鹿から助けた眼鏡美少女が何故か狐の脳裏に浮かんで……。
感想・レビュー・書評
-
古都の文化や風景を感じられる前作までとは異なり、タイトル通りすっかり狐氏の恋愛一色になってしまった。
つまらなくはないけれど、自分にとっての魅力は残念ながら減りました。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんなに最後まで結末を読めない恋愛小説は初めて。
ていうか、狐さん×鹿島さんなのか、狐さん×春菜ちゃんなのか、結局、分からないまま終わったな。
でも前作のような中途半端感はなくて、この先が読みたくなるようなラストで良かった。これ、上下巻って考えたほうがいいんじゃないかな。
それにしても、烏がイイ男。
揚羽さんに対しての一途さはもちろん、アヤメちゃんに対してもすごく誠実で素敵だし、狐に対しての態度もすごく、すごくいい。烏大好きだー。 -
ちょっぴり情けなくて、でもなんだか応援したくなるような狐さんの初々しい恋物語。
並行して動く烏の恋も大きな比重で描かれているのですが、こっちはもう少し詳しい所が知りたかったなぁ。
全体的に淡淡とした感じで深い心情なんかは描かれていないので、あっさりした読み心地。 -
恋都・奈良でまた恋の予感!?
狐のお面に着流し姿の「狐さん」は、春日大社で中学の同級生だった「烏」と再会。烏は狐の幼馴染み・揚羽への10年越しの想いを遂げるため関西に戻ったと告げる。メフィスト賞受賞作『恋都の狐さん』待望の続編!