恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 117
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934985

作品紹介・あらすじ

「静かな夜には口笛を吹きたくなる奴がいるものです。口笛が聴こえる夜は、もうすでにいつもの夜とは違いますからね」

 四国と淡路島の境目にある〈恋路ヶ島サービスエリア〉。このサービスエリアの売り子になると、一年以内に恋人からプロポーズされるという伝説がある。そんな伝説を信じるでもなく信じている恋路ヶ島出身の理代子は、自宅アパートとバイト先のサービスエリアを往復する平凡な日常を送っていた。ある夜、謎の新入り清掃士マキノの「静かな夜です。気をつけて」という一言から、理代子は事件に巻き込まれていく。 死体を運ぶ兄弟、有名司会者と愛人、人類嫌悪団体〈ノア〉……。人生の小休止=サービスエリアに、その夜集まった“獣”たちが繰り広げるポップでちょっとシリアスな、長編ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • おお、破茶滅茶な展開に気を取られていて本筋の謎解きがわかんなくなっちゃった。どこからどこまでが誰の話だったっけ。もっかい読むか?いや、もっかい読んでもわかんない、そんな気がする。大凡な話。

  • 冗談ですかと聞きたくなるような展開の殺人事件がぽこぽこ起きる。
    真剣なんだかギャグなんだかわからない感じですが、テンポは良くてこういうものかと納得できれば面白い。アクロバティックなミステリ。

  • 小さな島のサービスエリアでバイトをしている理代子は彼氏の浮気を目撃。最悪な気分で入ったバイト先では次々と信じられないことが起こって・・・

    どちらかといえばなんの特徴もないサービスエリア。そこに集まる平凡?な人々に起こる不可思議な出来事。
    バラバラだと思っていた登場人物たちは実は繋がっていた、というこの作者にはよくある手法。
    SFっぽいけど、出ている人達は、隣にいてもおかしくないぐらい、ふつーの人達なんですよね。
    好きな人は好きだし、微妙な作品だなぁ。

  • いまいちつかみ所のない作品だった。読み終わってもどうもすっきりしない。

  • サービスエリアで起こるシチュエーショントラブルのような話。

  • サービスエリアで起こる摩訶不思議な事件のかずかす。時系列が最後になるにつれてあれってなってくるのは私だけでしょうか。そしてマキノさん、あなたはもしや。

  • "獣"たちがSAで繰り広げる、ポップなミステリ
    恋路ヶ島SAの売り子になると、一年以内にプロポーズされるという伝説がある。ある夜、自宅とバイト先のSAを往復する平凡な日常を送っていた理代子は、新入り清掃士との出会いから騒動に巻き込まれていく。

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著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2021年 『使徒の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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