双孔堂の殺人 ~Double Torus~ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935487

感想・レビュー・書評

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  • 再読?2021.10.4

  • 肝心のトリックについては、1作目より落ちるかなという印象。あんまり館の形に必然性がないような…。結構難しい数学ネタが多いのは、好物なので割と良かった。作者は本当に数学科出身なんじゃないかと思ったりもするが、建築科出身なのだとか。シリーズとして繋がった物語がありそうな雰囲気も出てきて、次巻以降に期待したい。

  • 3.0

  •  放浪する数学者を求めて訪れたのは"双孔堂"、警察庁キャリアである宮司はそこで密室殺人が起き、容疑者として尋人である十和田只人が捕まってることを知る。 自分が犯人であると結論づける十和田、既に出された解を変えるには事件の'前提'を覆さなければ・・・ シリーズ第二作。

     流石屋敷に主眼を置いてるだけあって面白いトリックでしたね。 キャラも立ってきてるしいいシリーズになってきたんじゃないでしょうか?

  • つながっていく・・・

  • 堂シリーズ2作目。小難しい数学の話が延々と続くパートも多い。一方で今回初登場の宮司兄妹が非常に良い味を出している。
    今後に繋がりそうな展開、そして数学と館ものをかけ合わせた今シリーズの方向性がある意味で明確になったと思う。読みながら「いや、これはわからん」と何度も挫けそうになりながら、良くわからないところは検索しながら読んでいった。
    ここまで数学についての記述が徹底していると、他のシリーズとは違う読後感もあった。
    シリーズ化に向けていろんな準備は整ったと思う。

    肝心のトリックはやはり1作目のほうが面白かったが、キャラクターはとても立っていた。
    ラストのどんでん返しも良いびっくりでした。

  • 堂シリーズ2作目

    数学的な専門用語多出のため、かなり難解な点はあるがぶっちゃけ分からなくてもどうにかなる

    前作眼球堂と比べると奇想天外なトリックは抑え目だが十分に読み応えがある

  • 1作目と比べると・・・
    正直なところ小難しい話が多すぎてあまり入り込めなかった。
    建物もスケールが大きくなりすぎてあまりイメージができず、トリックが明かされていくシーンも、ふーん…という感じで読んでしまった。
    構成上、クローズドサークルのハラハラドキドキ感も少なくてちょっと好みには合わなかったかな…。

  • 建物はおもしろい。トリックはあまりおもしろくない。
    でも自分が理論数学が好きなのと、十和田が好きなのでどうしても高評価になってしまう。
    ミステリだけ見た時は2〜3だろうとは思う。

  • シリーズ#2。位相幾何学とトーラス。
    十和田警視はレギュラーになるもよう。

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著者プロフィール

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。

「2023年 『WALL』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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