M博士の比類なき実験 (講談社文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 講談社 (2017年4月14日発売)
3.35
  • (3)
  • (9)
  • (9)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 125
感想 : 9
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784062936316

作品紹介・あらすじ

生まれ変わるため、「僕」は全身整形手術を受けるアルバイトに応募、瀬戸内海に浮かぶ孤島・O島に向かう。〈鬼〉が出ると噂されるこの島では、天才美容外科医のM博士が研究棟を建てて究極の美を追究しており、そこには二人の美しい女と博士の婚約者・レイコも暮らしていた。「僕」の手術が成功したのも束の間、M博士の部屋から首なし死体が見つかる。博士を殺した〈鬼〉を捕まえるべく、レイコは研究棟を〈密室〉にするが……。


報酬1000万の全身整形手術、
ただし元の姿には戻れない

人生に絶望していた「僕」は生まれ変われるはず、だった……。

「黒猫シリーズ」の著者が挑む、傑作孤島ミステリー!


人生に絶望していた「僕」は、新しい「自分」を手に入れるために、治験モニタ人材バンクのサイトにあった異様な募集に応募し、O島に向かった。瀬戸内海に浮かぶO島は、近年まで〈鬼〉が出ると噂され、周囲の住民も近づくことのない孤島だったが、東京から姿を消した若き天才美容外科医のM博士が購入し、研究棟を建てて究極の「美」を追究していた。そこには、二人の美しい女と博士の婚約者・レイコがいた。「僕」の手術が成功したのも束の間、M博士の部屋から首のない死体が見つかる。博士を殺した〈鬼〉を自らの手で捕まえるべく、レイコは研究棟を〈密室〉にしていく。なぜM博士は殺されたのか、究極の「美」とはなんなのか。そして〈鬼〉とはいったい何者なのか。

みんなの感想まとめ

不穏な言い伝えが残る孤島で繰り広げられる殺人事件を描くこの作品は、人生をやり直したいと願う人々が集まる場所での緊迫したストーリーが展開されます。主人公は、報酬一千万の全身整形手術を受けるため、若き天才...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 絶海の孤島を舞台にした美をテーマにした作品。
    基本的にはホワイダニットで美に関するもののため、トリック等はそこまで意識されていない、そのためこの本最大のトリックである入れ替わりトリックが割とあっさりとしている印象だった。
    そして動機が美に対する追求が気持ち悪く、それがまさかアキラの高校時代から始まっていたこと、そしてそれをきっかけにこの物語の全てが始まった所がとても驚いた。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
    アキラ:梶裕貴
    サトル:下野紘
    アヤ:たかはし智秋
    ミチ:上坂すみれ
    ミチル:愛美
    レイコ:林原めぐみ
    M博士:大塚芳忠

  • 不穏な言い伝えの残る島で起きる殺人事件をテーマにした作品です。若き天才美容外科医のもとに集まったのは、人生をやり直したいと願う人々。正直先の展開は読みやすかったし、ホワイダニット・ミステリーと書いてある割に「なぜ殺したのか?」が分かりにくかったです。ただ、「美の基準」という独特のテーマを取り扱っているところは興味深かった。

  • 設定が突飛すぎて、ミステリとしてはあまり楽しめなかった。

  • 何て言うかエグ味の強いお話。救いもないし。
    M博士と黒猫の美についての議論を聞いてみたい気がするな。

  • 森作品の中で何度も「美」については語られているけれど、今作は割とストレートに外見の美について。
    閉ざされた孤島の研究所で美の高みを目指し整形を繰り返すM博士とその被験者達。そこで起こる殺人事件の物語。

    美しく造られた外見の描写が様々で、人工的だと分かっているが故に余計に想像力を掻き立てられる。
    真相は自分が何となく予想していた結末から更にもう一捻りされていて、真実が分かった瞬間に良い意味で背筋がゾクリとした。
    心底怖い話なのだけれど、でも惹かれてしまうのはそこにあるのが『完全な美』だから…?

  • 天才美容外科医と美女達が密室で繰り広げるサスペンス

    人生をやり直すため、天才美容外科医M博士がいる孤島を訪れた僕。待ち受けていたのは美女たちとの共同生活だったが、術後に博士の首なし死体が見つかり事態は一変する。緊迫のホワイダニット・ミステリー。

  • 2014年刊行の単行本を文庫化。
    所謂『孤島もの』と呼ばれるジャンル。ミステリ的な驚きはさほどでもなかったが、ラストはなかなかの衝撃があった。
    サイコホラーっぽさもあると思うのだが、どうでしょ?

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2021年 『使徒の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森晶麿の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×