- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062938907
作品紹介・あらすじ
2014年、定年延長制度の最後の年をロス市警本部強盗殺人課未解決事件班で迎えようとしているボッシュは、あらたな相棒として、若き新米女性刑事ルシア・ソト(28歳)と組むことになった。ソトはメキシコ系アメリカ人で、四人の武装強盗と対峙して二人を撃ち倒した事件で有名になり(その際、相棒は殉職した)、刑事に昇進し、未解決事件班に配属されたのだった。
意欲と向上心にあふれたソトを優秀な刑事になるとボッシュは見こんで、育てようとする。
今回、ふたりが担当するのは、十年まえに銃撃され、体に残った銃弾による後遺症で亡くなったばかりの元マリアッチ・ギタリスト、オルランド・メルセドの事件。
感想・レビュー・書評
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ハリー・ボッシュ・シリーズ17作目だそう。
この時、いよいよ定年退職間近みたいな設定ですが、まだまだシリーズはその後も快調に続いてますよ。
2014年、ロス市警で、定年延長制度最後の年を迎えているボッシュ刑事。
未解決事件班で新入りのルシア・ソトと組むことになります。
28歳で刑事になって殺人課へ配属されるのは、異例の昇進らしい。
武装強盗との銃撃戦で名を挙げたルシア・ソトですが、女性でメキシコ系というのも、アメリカでは有利に働いたと見られています。女性や少数民族などの出世が不利にならないよう、バランスをとることになっているからですね。
ま、仕事にまい進するボッシュにとってはそんなことはどうでもよく、先輩として真摯に、時には融通無碍に仕事のやり方を仕込んでいくことに。
その結果は…
以下、下巻☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハリー・ボッシュ・シリーズ最新刊。相変わらず、とても現実味のあるLAPDを舞台とした話。このシリーズは全部面白いので全てお勧めだが、主人公がリアルタイムで年を取っていくため、できれば古い本から読むのをお勧めします。昔の話や昔の出来事がその後の話に出てきて、ハリー・ボッシュの警官人生をそのままなぞることになるので。どの話も非常にクォリティが高いので、満足するのは間違いありません。この最新作はこれまでのベストではないと思いますが、充分に楽しめます。どんなジャンルでも良いので、小説の世界にどっぷりと浸かりたい人にはこのシリーズは超おすすめ。
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まだまだ序盤です。
本書中で、定年延長契約を結んでいるという描写がある事から、まぁまぁな年齢なんですよね?それでいて、未だにぴか一の刑事(デカ)と言う設定の作品は珍しい気もします。しかも、この手の刑事小説のベテラン刑事(デカ)は、一匹狼であったりすることが多いのですが、主人公のボッシュはむしろ、人格者とまでは言えないかもしれませんが、若手刑事の模範となるような人材で、しかも若手の指導をしているという設定です。なかなか興味深いです。
話が実際に進むのは、下巻に入ってからでしょうかね。 -
ハリー・ボッシュ・シリーズ。
いよいよ定年延長制度の最後の年を迎えているハリー、
政治がらみの殺人事件だけでなく、
相棒の新米女性刑事の過去にかかわる事件も追うことに。
二つの事件共に解決に向かいそうながらも、
終わりそうにないところを、
急転直下のラストにもっていくところはさすが。
でも全体的にボッシュの経歴が終わりつつあること、
その経験を誰かがうまく引き継げるのか、
娘さんは警官になるのか、
無事退職を迎えられるのかが気になる。
(下巻へ続く) -
定年延長制度最後の年をロス市警未解決事件班で迎えたボッシュはメキシコ系新米女性刑事ルシア・ソトとコンビを組むことに。ふたりが担当するのは、10年前広場で演奏中に銃撃され、体に残った銃弾による後遺症で亡くなったオルランド・メルセドの事件。体内から取り出した銃弾を手掛かりに捜査が始まった。
シリーズ第17作。若き女性刑事が相棒となると、映画「ダーテイハリー3」を思い出す。話はまったく違うが。
下巻に続く。 -
事件の展開が分かる情報の出し方、話の転ばし方が上手い。
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感想は下巻で。
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快調な滑り出し、色々な事件や黒幕?らしき人物も登場してきて、下巻に期待。