最強の経営者 アサヒビールを再生させた男 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062939041

作品紹介・あらすじ

住友銀行から夕日ビールと蔑まれたアサヒビール。その銀行から乗り込んだ樋口廣太郎は、次々と業界のタブーに挑む。本当の決断力を学ぶ、全ビジネスマン必読の一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 社長業の泥臭さ、バイタリティ、仕事への向き合い方を間は学ぶ。
    樋口社長の言葉から仕事の考えを多く習える。
    ただ、小説というより社歴?や伝記?のような形式で、読むのには苦労した。

  • アサヒビールを復活させた住友銀行副社長の樋口氏の話

    優秀な経営者とは思うがクセが強く自信満々な印象を受ける

  • ふむ

  • 作者の過去作に好きなものがあったのでチョイス。
    この人はこんなにすごいんだぞ!と畳み掛けるようなエピソード調で、小説というよりは伝記風。
    脇役の人はあえて名前が変えられていたりするが、実在の人物がモデルなので、そのあたりの知識豊富な人の方が楽しめそう。

  • ビジネスマンは、一読すべし。樋口さんの人柄や挑戦する姿勢、決断力、人を育てる力。私には何一つ持ってない。行動したか、しないかの差だろう。それが出来たら凄い事。

  • 経済小説は数多くあるが、これは主人公が実名になっている。また実名で登場する人物が多い中で、実名ではない人物もおり、それが少々分かりにくい。

    人物伝ではなくあくまでも小説なので、例えばフジサンケイグループの鹿内氏を辞任させたシーンなど、本当の出来事かどうか分からない場面が数多くある。フィクションがかなり多いのだろう。

    とはいえ、樋口氏がアサヒビールを立て直したこと、またスーパードライが樋口氏なしでは産まれなかったのは事実である。樋口氏がもの凄いパワーの持ち主であることが窺えるが、実際もそうだったのだろう。

  • シェアが低迷していたアサヒビールを立て直した人の話。
    経営者に必要なものはたくさんあるとは思うけど、本書からは固い意志と情熱が強く感じられる内容だった。ある意味昭和的なのかも。

  • お話はタイトルの通りです。トップとして会社を成長させるのはこういう方なんでしょうね、「チャンスは預金できない」さすがです。今の時代だと、この熱さはもうちょっと違ったりするのかな?
    ビールを飲まない私としては、アサヒビールといえば、あのビル。子どもの頃はアレって思ってました笑、そのうちビールの泡って聞いて納得してましたが、泡は隣のビルで、金色のは炎だったんですね!

  • 1987年私が二十歳になった年にアサヒスーパードライが発売されテレビCM、新聞広告は非常にセンセーショナルで、コンビニの入口に「アサヒスーパードライはお一人様3本まで」と書かれていたのを思い出します。経営者の本を何冊か読んだ中で惹き付けられたのは出光佐三氏、本田宗一郎氏、そして樋口廣太郎氏です。バブルの絶頂期でしたが設備投資と増産のための工場設立に社員や回りの経営陣はハラハラさせられたと思います。しかし一番の功績は自分のあとの経営をアサヒの生え抜きの人にバトンを渡したことではないかと思います。

  • 今だとカリスマと呼ばれたりするのかな。
    理念と実行力があって本当に素晴らしい経営者だと思いました。

    ただ、現代から見ると日本昔話の様な働き方だなぁと思ってしまいます。
    でも、それだけ全身全霊で仕事に賭けたからこそ変革し、いいものができたのか。
    現代は働き方改革がどうとか言うけれど、何か大きなことを成し遂げようとするのなら、生活全てをその仕事について考えないとだめなのか‥

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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