女神の骨格 警視庁捜査一課十一係 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990363

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ6冊目。若干、雑な流れながらも相変わらず読み易い。

    塔子の成長が微笑ましい。

  • 警視庁捜査一課十一係シリーズ、6作目。

    連続殺人モノだが、いざ振り返ってみると、それほど猟奇的、派手な事件でもない。しかし、最初の白骨遺体の謎が謎すぎて、最後まで興味が削がれずに読めたように思う。途中の日記がヒントでもあり、ミスリードでもあり、真相を読むまで全く気付くことが出来なかった。事件自体も面白いし、推理の過程も丁寧で分かり易いし、塔子たちのキャラもいいし、文句なし!と言いたいところだけれど、作中の如月ノート(?)の箇条書きの描写はそんなに何回も要らないかな。推理には役立つだろうけど、、、。

  • 今回もなかなか面白かった。現在の起きている事件と過去の事件を展開しながら、思わせぶりな手記が挟まりそこはさすが。中盤は少しダレたかなあって感じましたし、現在の事件は面白みないなあとは思いましたが、過去の事件及びそれにまつわることはミステリの醍醐味満載で、驚愕しました。騙されましたね。こうだからこのシリーズは好き。

  • 面白かった。このシリーズは好きなタイプだ。

  • シリーズ最新作。今回は大きな事件では無く、どちらかと言うと地味な事件だ。
    警察小説よりも本格推理小説が主体に成っている。
    初めから謎だらけだ。謎の死体、謎の部屋、謎の連続殺人事件。
    事件はパズル式に証されていく。警察の捜査部隊の活躍ぶりも物語展開で面白さを醸し出していて、作者はこのシリーズを完全に手中に納めている。
    謎解きの面白さが前面に出てきているので好みの別れる所だが、本格ファンとしては楽しめるシリーズの一つと言える。

著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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