NO推理、NO探偵? (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062991018

感想・レビュー・書評

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  • メッタメタにやられた

    メフィスト賞はすごいね

  •  めったメタなメタ小説。やりたいこともわかるし、面白くまとまっているんだけど、個々のパートがそんなに面白くない。日常系百合ものが好きな人なら許せるかも。

  • 2017.11.13読了。

  • <Meet Meta Mystery>

    『メタ』って人に言いたくなるよね.

  • 初めて評価に星一つを付けた。
    メタミステリ+バカミスってやつですかあ?  馬鹿馬鹿しくて呆れた。「全ては最終話の為に」という事なのだろうけど、そこまでが酷過ぎる。大体さあ、登場人物が読者に話しかけたり、残りページ数を気にしたりするのは、ギャグ漫画では大昔からやっている。急にポエムを挟むのやエロに聞こえる言葉遊びも天才赤塚の二番煎じだからね。何を今更。『メフィスト賞』もそろそろ目を覚ましてくれないかな?

  • 催眠術で推理力を封じられた女子高生探偵が、親友のプロデュースする“推理に頼らぬ解決”を強いられるメタミステリ。各章微妙な真相に加え、全編に渡り繰り広げられる素人が書いた90年代ラノベのようなきっつい会話の応酬に耐えられるかがまず勝負。定石を外したようで存外普通な展開の多い中、唯一「旅情ミステリっぽいやつ」は珍しさがありました。推理がなくてもミステリは成り立つ?いやさ日常の謎もアクションもエロミスも灰燼に帰す圧倒的なまでの名探偵礼賛。前代未聞の消去法と動機なのにまったく評価する気が起きない黒幕の正体は逆に凄いのかもしれない。

  • 感想難しい…。
    ちょっと好みに合わなかったかな。

  • 2017/09/22読了

  • メフィスト賞も落ちたもんだな。
    最近だと井上真偽『恋と禁忌の述語論理』もまあまあ酷かったけどその上をいく作品がこんなにも早く出ようとは…
    推理という過程を省くという趣向は面白いと思う。だから各短編がミステリ的に弱くなってしまうのも仕様がない。だけど、連作としての仕掛けがあまりにも詰まらないし、さらにはアピールしすぎでウザかったメタフィクションな部分も正直スベってる。
    とことん本格が好きだと奇を衒ったものを描きたくなるんだろうけど、この趣向は先人たちが"あえて"やらなかったものだと思うのよ。あまりにも身内ネタだからね。

  • パワー系女子高生コンビがハイテンションで罵倒し合いながら事件をアトラクション的に解決してく。
    推理は禁じられてるけど、伏線を蒔いては回収したり、話を丸く収めたり、探偵の仕事は多い。
    メタ発言メタ展開メタ論理メタetc!
    歪すぎる化物ロジック。
    こんなにメフィスト賞をピンポイントで突いてきた応募作があろうか!
    こんだけ狙いすまされたら賞あげたいよねメフィストさん。

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著者プロフィール

1981年埼玉県出身。ワセダミステリクラブ出身。『NO推理、NO探偵?』で「メフィスト」座談会を侃々諤々たる議論の渦に叩き込み、第53回メフィスト賞を受賞し、デビューを果たす。著書に『朝比奈うさぎの謎解き錬愛術』『ネタバレ厳禁症候群 ~So signs can’t be missed!~』『困ったときは再起動しましょう 社内ヘルプデスク・蜜石莉名の事件チケット』がある。

「2023年 『まだ出会っていないあなたへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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