- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063106282
作品紹介・あらすじ
芽吹き、色づき、艶やかに、京の路地に想いの花、咲く――。短編の名手・麻生み
ことが描く、恋愛連作最高峰! 舞台は古都・京都。とある路地の長屋に暮らす
「つくる人」――職人たちが紡ぐ、凛と美しく、詩情豊かな恋愛譚。製本屋、靴
屋、美容師など、多様な「職」の細やかな描写も見事。雑誌では描かれなかった
エピソードも大量描き下ろしして収録!!
紙フェチの小春さんが営む手作り本工房「綴」。なぜか老人ばかりが顧客のその店に、ミュージシャンの十和田さんがやって来る。彼の「譜面と詞を本にしてほしい」というオーダーに応えるべく、奮闘する小春さん。だが、何度もやり取りを続けるうちに、彼のある「思い」に不用意に触れてしまって……。彼女の本に込める「思い」と、彼の封印したい「思い」が織りなす、淡い恋のものがたり。*ほか4編収録
感想・レビュー・書評
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京都の古い長屋、職人・アーティストの卵が軒を連ねる路地、心温まる恋愛オムニバスストーリー、このキーワードで好きにならないわけがない!という直感は正しかった。前のストーリーで脇役として出てきたキャラが、次のストーリーの主人公という形式で物語は進んでいく。サブタイトルが、その話の主人公の屋号というのもイイ。ストーリーだけでなく、物づくりの様子もきっちり描かれていて、手仕事の温かさも再確認できる漫画です。
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この人はやっぱり上手いなあ、と納得の一冊。
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京都の恋の話。
とても身近な話。
愛する男のためにティースプーン一杯分の毒薬になった女がすごかった。 -
京都の路地でお店を開く職人さんたちのお話。
製本、銀細工、画家、物書き、キャンドル作家さんたちのショートストーリーでそれぞれ面白かった。 -
雰囲気がたまらない!通いたい!
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物を作る人たちが織り成す、優しいオムニバス。 手作り本、シルバーアクセサリー、絵画、小説、キャンドル。その一つ一つがとても素敵なものでした。
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構成上どうしてもそうなるが
『そこをなんとか』に比べると薀蓄の登場人物にかかる負荷が高くて
マンガ展開としてありきたりというより
ふつうの恋愛物にまとまってしまいがちでくるしい
とはいえ話に絡まない視点人物を置かない調節制御の間隔は良いところ -
2010-9-26
著者プロフィール
麻生みことの作品





