『海江田ノート』原発との闘争176日の記録

著者 :
  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063528305

作品紹介・あらすじ

音声が消えていた東電本店で行われた菅直人総理の演説、原子炉放水全ドキュメント、吉田昌郎福島第一原発所長との会談、浜岡原発の運転停止交渉etc.原発事故の裏側を克明に記したノートのすべてを白日の下に晒す。

感想・レビュー・書評

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  • 【要約】


    【ノート】

  • 管総理から、何度もチェルノブイリになるぞという言葉が出てきた。
    海江田や総理がSPEEDIの存在自体知らなかった、これは悔やんでも悔やみきれない。
    原発事故が発生するまで海江田は東京電力の労働組合の人としか交流がなかった。疑心暗鬼というか東電の経営幹部に対する不信感があった。

    本当に自衛隊の皆様には感謝。自らの身の危険も顧みず、まさに決死の散水、放水作業を行ってくれた。

  • 海江田さんがいつも真剣だったことが想像できた。事故の状況変化の様子を知るためのひとつの資料として役立つと思う。すべてを信じる訳ではないけれど。一番印象に残るのは、原発事故に対して全員が素人であったということ。これは嘘をつこうにもつけないと思う。自分の身は自分で守らないとと改めて思わされた。

  • 何か最後まで他人事のような語り口で、責任逃れ感を感じる。対応のやり取りの記録としての本になってしまっていて、政治家として、大臣として大きな決断をするときのそのときの心情や判断基準をもっと踏み込んである文書を読みたかった。

  •  ひどいなー。一国の大臣が原発問題に対して他人事のよう。
     法律的根拠のない浜岡原発の停止は、本書によると彼の発案らしい。菅元総理の暴走と思っていたことが、彼の暴走だったとは… 

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著者プロフィール

1949年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、参議院議員秘書を経て、経済評論家になる。1993年衆議院」議員選挙のに初当選。2011年経済産業大臣のときに東日本大震災、原発事故に遭遇。衆議院財務金融委員長、、決算行政監視委員長を就任。1975年から中国研究所で中国語を学び始め、100回にわたって中国を訪問している。自ら漢詩を作るなど中国文学にも造詣が深い。民主党代表(第10代)、民進党顧問、旧立憲民主党最高顧問・税制調査会長、立憲民主党常任顧問などを歴任した。現在は衆議院副議長(第68代)。

「2023年 『陶淵明その詩と人生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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