北のライオン(1)

  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063648447

作品紹介・あらすじ

亡き妻を育んだ国にやってきたバーテンダーの"Mr.ライオン"。強面だけれどお人好し、屈強だけれど寂しがり。そんな彼が400本のウイスキーとともに夜ごと織りなす、スモーキーでちょっとオトナな物語。

感想・レビュー・書評

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  • ウイスキーの流れで本作品を知ったのだが、非常に好みの作品だった。ウイスキーの持つ魔法をよく描いていると思うし、キャラクターが素晴らしく、こんなバーに行ってみたいと思わせてくれる。

  • とても癒やされる本です。
    色彩も美しいです。

  • わたせせいぞうさんの漫画は,大判でカラフルで,なおかつハートウォーミングなところが大好きです.登場人物がどれも憎めなくて良いですね.

  • スコットランドから、亡き愛妻の故国・日本へやってきて、妻・恵子の名を冠したバーをはじめたライオン。最初は、暑さと湿気にやられ、お客さんともうまく通じあえなかったけれど、時を重ねるにつれて、だんだんとしっくりとはまっていき。颯爽とあらわれ、強いウィスキーをストレートで飲んでいく美女。子どものような見かけだけど、しっかりしてて、子ども扱いすると怒る女医さん。女社長のもとでストレスをためて、ここのバーに来る時だけが自分を開放できる秘書。左遷されたとふてくされてたけど、辞令を丁寧にあつかってくれたライオンをみて、すこし気持ちが前向きになったサラリーマン。一時のやすらぎ、自分だけの時間をもとめて、ふらりとやってきて、また去っていく人びとの前に、すっくと立っているライオン。言葉がわからなくても、誠実に、相手のもとめるものを理解しようとし、もてなそうとつとめる姿勢に、好感をいだかずにはいられない。大判のフルカラーのこの本を、枕元において、ふと眠りに落ちる前に、何度もぱらぱらと読み返してしまう。

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著者プロフィール

1945年兵庫県神戸市生まれ、北九州小倉育ち。早稲田大学法学部卒業後、サラリーマン生活の傍ら漫画制作を始める。74年『ビッグコミック』第13回コミック賞入賞を契機にプロ活動を始め、83年に「ハートカクテル」の連載を開始、大人気となる。以後、大人の恋愛の機微を描いた漫画作品の他、音楽ジャケットや企業広告、雑誌等のイラストを多数手がける。白金台、武庫之荘、門司港に常設ギャラリーを開設、百貨店等での展覧会も精力的に行う。

「2023年 『COLORFUL わたせせいぞうミュージック・コレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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