神の雫(8) (モーニング KC)

  • 講談社
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本棚登録 : 307
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063725568

作品紹介・あらすじ

2004年11月の連載開始当初より、イメージを駆使した独特のワイン表現が人気を博し、ついに350万部突破。多彩な情報、そしてその正確さから、ワイン愛好家はもちろん、ワイン生産者などの業界関係者からも高い支持を得る。その人気は国境を越え、韓国では空前のワインブームの立役者に。2008年の4月には、ワインの本場・フランスでも出版が開始され、各巻1万部以上という異例のセールスを記録中。


雫と一青の闘いは、いよいよ第2ラウンドへ。神咲豊多香の遺言状に表現された『第二の使徒』の姿は、名画「モナ・リザ」だった。『使徒』を探し出すために与えられた期間は3週間。一青は内なるワインへの「渇き」を呼び起こすためタクラマカン砂漠へ旅立つ。一方、雫はミステリー作家・夏八木舞子から、彼女の元へ送られてきた銘柄不明のワインと脅迫状めいた手紙について相談を受ける。

感想・レビュー・書評

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  • 一青は、自分に欠けている「渇き」とそれを越えたところにあるワインをさがし求めて、単身でタクラマカン砂漠へと旅立ちます。命の危機にも直面しながら、ガイドのローランという女性との出会いを通じて、一青は新たな境地に進んでいきます。

    一方雫は、知人でミステリ作家の夏八木舞子(なつやぎ・まいこ)のもとに届いたワインと脅迫状をめぐる事件をみごとな推理で解き明かすというエピソードを挟んで、ついに「第二の使徒」のこたえを出すときがやってきます。

    シャトー・パルメ2000年のワインに「モナ・リザ」の姿を見たと思った雫でしたが、そこに現われたのはダ・ヴィンチそのひとであり、女性的なやさしさが欠けていることを思い知らされます。これに対して一青は、おなじパルメの99年のワインに「母」のイメージを見て、豊多香の出した謎のこたえにたどり着きます。

    今回はかなり強引なストーリー展開のような気もしますが、豊多香の遺言状をめぐる雫と一青の勝負ものこすところあと一戦となり、つづきが気になります。

  • 借りたもの。
    『第二の使徒』である《モナ・リザ》の正体に至る道のりは、若干中だるみしたような気がするのは気のせいだろうか?
    神咲雫が絡む事件――「ワイン」「毒」といったキーワード、推理小説仕立ての展開に『金田一少年の事件簿』の事件を思い出してしまった……
    その話に集中する前に、砂漠を放浪する遠峰青一のエピソードが入って、いまいち物語の展開に集中できなかった。

    《モナ・リザ》の正体のワイン――雫のワインはレオナルドその人を、遠峰のワインは母を想起させる。
    最初のテイスティング対決で遠峰がミレー《晩鐘》を、雫が亡き母を想起させた事とリンクする気がする。

    遠峰は前巻で雫の発言を受けて、砂漠にまで赴き、「渇き」を経験して感覚を研ぎ澄ませるが、何故だろう?遠峰は雫のように楽しそうにワインを飲んでいるようには見えない。

  • ワインを探すために、ライバル一青がいった先は、
    タクラマカン砂漠。なんという飛躍感。
    自分を極限にまで追いつめて出た答えは、今回はライバル
    一青の勝利。ワインを知れば知るほど、わらなくなっていくようで深いな~

  • 第二の使徒完結。今回のワイン探しはイマイチな感じだったかな。安っぽいミステリーのよう。遠峰は相変わらず…寺で水の次は砂漠放浪…飲んだことがないワインが使徒だとどーすんだ?

  • セパージュの判定まで出たらキリがないよ。遠峰率が高くなってきた。いいけど。

  • やや「美味しんぼ」的(どんな問題も美味いものがみるみる解決!)すぎるかな。でも、世の中そんなもんか!

  • ワインに対して初心者な主人公がワイン通に挑む。
    1からワインについて勉強する方にオススメ。

  • モナリザって。ねぇ。

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著者プロフィール

「モーニング」誌上にて『サイコドクター・楷恭介』『神の雫』『怪盗ルヴァン』執筆後、2015年より『マリアージュ ~神の雫 最終章~』連載開始し、2020年完結。『神の雫』からの累計発行部数は全世界で1500万部を超える大ヒットとなった。

「2023年 『吉原プラトニック(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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