- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063727869
感想・レビュー・書評
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購入のきっかけは「世にも奇妙な物語」の『エアードクター』の原作である「もどき」が収録されていることと、検索で判明したカバーの絵。タイトルの意匠、描かれている女子二人の何とも言えないタッチ。朝二中の日常? から文化祭の中の奇祭へと進む物語も良かった。
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ワタ毛男ともどきの発想は、素敵である。
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面白い。
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シリアスっぽく、謎解き要素入れつつ、わりと唐突に終わるっていうのは
マル被警察もそうだったんだけど、
こっち方面の小田はあんまりすきくないのである。
やっぱともおがずば抜けてるよなー。
その次がしょんぼり温泉。 -
すっごい面白かった。溢れるイマジネーション。
この作者、感動と馬鹿馬鹿しさの配合がとても上手い。基本的にはアホなキャラばかりなんだけど。
この雰囲気は他のマンガでは見たこと無い。
殆んど「ともお」しか読んだことなかったけど、過去作品も買い集めちゃおうかしら。 -
2009.夏
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ズンと来る
さすが扉
江豆町のときのあのやさしさと切なさと心強さと的な感がここにあり
やさしい嘘の話とかいいよね
扉の何がいいって、やっぱりやさしさ、だね -
「もっとつめてみて!!」が小田作品の中で一番好き。
この世界観、惚れるぜ! -
少し消極的な吉田よし子とだいぶ破天荒な港チリの女子中学生二人が、泥祭りという文化祭の催し成功のために尽力する。
その成功への模索はやがて、五年前に泥祭り実行委員長(通称泥王)であったある少女の死の真相へと集約されていく。
中学生に焦点を当てると青春物語、大人たちに焦点を当てると過去の清算の物語として読みうるのではないだろうか。
長期連載化している『団地ともお』を除いた小田扉作品集の中で、私はこれが一番好き。
泥祭りという非現実的な設定のナンセンスさと反比例するかのようにリアルな登場人物の心情。
『団地ともお』の小田扉さんは中学生を描いてもすごかった。大人もすごい。
小田さんの人物描写は、息のつまるような客観性と善悪とか全部ひっくるめて肯定するような眼差しが同居しているのが素敵。
その人間観が端的に出ているように感じたのは、以下の、温泉が庭から出たと嘘をついた男に対する「温泉」の独白。
「彼が何気なくついたウソはいまや立派なサギ行為だ
ただそれは人間社会での価値観であり、私にとっては未だに「かわいいウソ」だ
いつか男が死に彼のウソが露見しても、笑って許してやってほしいと思う」