- Amazon.co.jp ・マンガ (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063767957
感想・レビュー・書評
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青春時代の終わり…という印象で読み終えました。次の巻からは政治色が濃くなりそうかなあ?ローマの雰囲気がどう描かれるのかも気になる。
1巻の発売時から追っかけて、ここまで長かったけれど、毎回本当に楽しみにしている作品です。こんどは1巻から一気に読んでみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さらば、青春の日々。
そんな10巻。
これからは、政治という魔界に巣食っていくわけですか。
権謀術数渦巻くお話になるんでしょうね。
理解には、読み直し必須。 -
9巻から1年かけてようやくの10巻。作者いわく、これで序章が終了とのこと(確かにチェーザレここまで何にもしてない)。連載開始から8年かけて序章ということは、終わりはまだながい。。
それだけの時間をかけて制作されているだけあって精緻に組み立てられた世界観、展開はすばらしい。9巻では違和感あった作画も、盛り返すどころか相当クオリティを上げている。
ジョヴァンニ・デ・メディチの教授資格認定試験も終わり、次巻からはローマに舞台を移す。教皇選が本格的に展開され、チェーザレも活躍するはず。 -
いよいよピサ大学教授資格試験を経て、メディチ家輩出の枢機卿となるジョヴァンニと、彼の従者として(そして、チェーザレの密偵として)ローマへ同行することとなるアンジェロ。そのアンジェロのピサそしてトスカーナとの別れの情景。
キャラクタの描き方は30年前の少女漫画において一応の完成を見ているということなんでしょうね。当時と違うのは、時代性もあるけれど、石造りの建物が狭い道を挟んで、あるいは広場を囲んで建っているような、その舞台の描写。書き込みがものすごいので、日本の「マンガ」の持つ記号化ではなく、むしろ絵画的なアプローチで描かれているという感じ。ただ、それだけに海岸の情景など、さえぎる物のない構図で描かれた際の開放感はさすがで、いや、開放感というよりは寂寥感というべきでしょうね。 -
ついにメディチ家出身の枢機卿となったジョヴァンニ、その凱旋に伴われるアンジェロはチェーザレとの別れにローマでの再会を誓うのであった。
ルネッサンス真っ只中のイタリアを舞台にしたこのシリーズはいつ読んでも面白い。高校時代に興味を持っていたこの時代を、物語として受け止められるのがうれしい。
イタリア半島の歴史にその名を残す二人のチェーザレ。共通点も追ってみてほしい。 -
何時の間にかアンジェロの顔つきが変わっていて、精悍な、大人の男になっているんだなと思いました。それは元々大人びていたチェーザレも。そしてただの甘い子供だったジョバンニも。長いようで短かったひと時の子供時代。これからきっと、何度も思い出す。そして今まで以上に、本格的に争いの渦中に入っていくのでしょうね。
最初の話は笑ってしまいました。きっと最後の、子供らしい時間。それにしてもあんなところが取れる話なんて、この漫画で読むとは思いませんでした(笑)ミケランジェロの言葉にチェーザレは何を思ったのだろう。破壊の創造者。
聖書の教えと銀行家の存在についての問答は面白かったです。それにしてもああいうのがその昔、学業としてあったんだなぁ。今もあるんでしょうけど。
最後の数ページがとても良かったです。特に最後の1ページ。とても印象的でした。彼もきっと、人間だった。 -
前回からの続き
内容を深める巻
ミケランジェロー!! -
待った甲斐有り・・・。
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さて、いよいよ人々が学舎を旅立ち、大人の世界へ、といった巻。いつのまにかジョヴァンニがいい人系に育ち上がり、アンジェロも大人っぽい顔立ちに。
だが、まだみんな10代。それなのに10巻。うーん、大作の予感ひしひし。