- Amazon.co.jp ・マンガ (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063773293
作品紹介・あらすじ
停戦から3年。永きにわたる共和国との戦争は、帝国に深い傷跡を残した。飢餓・疫病・兵隊の野盗化…。それは“戦災”という名の、もう一つの戦争だった。これを憂慮した帝国陸軍は情報部内に第3課を設立し、戦災復興任務に当たらせた。その実、軍部の予算獲得のための方便であり、臣民の不満を抑制する“言い訳”でしかない彼ら。だが、社会を覆う欺瞞のブ厚い皮を切り裂き、内部の腐敗を暴くことを真に実践する彼らは、自らを『パンプキン・シザーズ』と呼び、任務達成に向けて今日も邁進する!
帝都を蹂躙する抗・帝国軍の高機動装甲車『蠍の類型(グラフィアス)』3輌を撃破した陸情3課。ミュゼ・カウプランの卓絶した医術で一命を取り留めたランデル・オーランド伍長は、だが休むこともなく立ち上がり次の敵を求め彷徨う。その左腕には、奇怪な形の901ATT装備『大百足(センティピード)』が喰らいついていた。一方、残る敵装甲車5輌の覆滅を期し、陸軍情報部の極秘兵装『ジャガーノート』戦車隊も進撃を開始し…
感想・レビュー・書評
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発刊ペース的にここ数巻の展開がですねもうやめて伍長が死んじゃう!的なのしか思い出せず既刊ぜんぶ読み返してから読んだんですけど今巻もそんな感じで読書感の7割くらい持っていかれました。残り3割はカウプラン(医療)さん可愛さ。あと某所で見かけた「転生チートに引っ掻き回された世界観」っていうのがツボすぎて頭から離れない…
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爽快感の無い、重く苦しい展開が続く。しかし他に類を見ない独特な戦況展開、怨念の描写が読むものを惹きつける。凄い漫画だ。
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ジャガーノート凄い。まさか死ぬつもりだったのか?
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憎悪の連鎖。敵もまた傷つき、賢い人間である。先祖が戦争に負けたという、自身に責の無い迫害。夢の技術が真っ先に戦争に使用される悲劇。
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早く苦しみの分だけ報われてほしい。
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血塗れオーランド伍長、大百足装着とか、帝国軍のジャガーノート実戦投入とかの二十巻目。オーランド伍長の落ちてゆく精神に、アリスの声が届いての以下次号。今回唯一の笑いどころは、ブランバルド大佐の嫁ネタですかね。