ゲゲゲの鬼太郎(1) (水木しげる漫画大全集)

著者 : 水木しげる

• 講談社コミッククリエイト (2013年6月3日発売)

作品紹介・あらすじ

＜「水木しげる漫画大全集」とは？＞
半世紀以上にも及ぶ漫画家生活初の集大成！　『水木しげる漫画大全集』第１期３３巻刊行開始。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの代表作から、貸本時代、風刺、戦記など様々なジャンルに及ぶ水木しげるの漫画作品を完全網羅。
京極夏彦責任監修。

日本中に妖怪ブームを巻き起こした「鬼太郎シリーズ」の原点！　傑作「大海獣」をはじめ、雑誌でしか見られなかった単行本未収録の扉や大ゴマを復活収録、点描や髪の毛一本一本まで再現！　４色・２色ページも完全再現！　『少年マガジン』で発表された「画報」ももれなく収録！　　『水木しげる漫画大全集』029（1965-1966）、第１期・第１回配本

感想・レビュー・書評

[darkavengersさんの感想 · 2013年12月9日]

いつかは出るんだろうな。
いや、出ないだろうな。

いつ出るのか?
やはり出ないのか?

出してほしい!!
まだ出さないでほしい!!

そんな事を常日頃とまでは言わなくともたまに考えていた。
そして…やはりというか遂にというか出てしまった!!
「水木しげる(大先生)漫画大全集」!!…フハッ!!

これまでメジャー・マイナー問わず多くの出版社から多くの本が出ているので正直なところ今更大全集といってもなあ…って感じで半ば買うのは止めておこうかと思ったのだけど、商品紹介のパンフを見たら雑誌発表時のままで扉絵も収録とある!

こうなると話は別だ!!
悪魔に唆されあっさり悪魔くんを裏切ったヤモリビトのごとく即購入を決意。
次の日には某書店で定期購読を依頼。

そして待ちに待った第一回配本。
「忍法秘話」掲載作品〈全〉
「不思議シリーズ」〈全〉
そして、この「ゲゲゲの鬼太郎」第1巻の3作品。

よく完全版といいながらセリフが修正されてたりするものが多々あるけどセリフも作品の一部なのだから変に替えられたりするとちょっとガッカリした気分にさせられたりする。
今回の大全集はセリフも修正無しでの収録なのが嬉しい。

収録作品、全て面白いのは言うまでもない。
「妖怪大戦争」「大海獣」「妖怪城」はお気に入りのストーリー。

でも、ゲゲゲの(墓場の)鬼太郎は子供の頃から読んでいるのだけど怖いと思った事がない。(むしろ、楳図かずお御大や日野日出志達の作品の方に怖さを感じた)
鬼太郎や目玉親父にねずみ男は勿論の事、この第1巻に限っていえば鬼太郎の「手」が迫ってるのにも関わらず五目並べで暇潰しをする(フランス出身なのに!)吸血鬼ラ=セーヌ、たんたん坊にぺしゃんこにされた鬼太郎を敷物にする かまいたち等敵妖怪のどこかとぼけていてユーモラスで愛嬌のあるキャラクター、そして何よりも水木大先生が描くあのなんともいえない雰囲気の絵が怖さを感じさせないんじゃないかなあ…なんて思ったりもするんだけど。(これが貸本作品になると又 変わってくるけどそれはまた別の話。)

何はともあれ、ゲゲゲの鬼太郎その他の水木作品を完全な形で読める事の喜びを称えて下水の虫たちが「ゲゲゲのゲの歌」を歌っている。……と思いたい。

[＊YUKO＊さんの感想 · 2023年2月19日]

この世界観！秀逸です！
子どもの頃はただただ怖かった…
点描＝鬼太郎の世界
今になってみるとそのシュールさも魅力！
「暴力も無力に…」って！鬼太郎もたんこぶ出来とったやないかい。
ところどころ抜けてる鬼太郎。ピンチ多数。
編集、解説かなり豪華。

[シマリスさんの感想 · 2023年11月12日]

いっぱいおばけがでてきておもしろかったです
。

[アンシロさん · 2023/11/12]

ゲゲゲの鬼太郎なつかしいですね。テレビではむかしよくみましたがマンガもいいですね！

[osw9791さんの感想 · 2017年7月26日]

点描画という言葉を知らずに読んでいました。
髪の毛針、指鉄砲、ちゃんちゃんこ。独創的で摩訶不思議な戦い方と、独特な言い回しにハマりました。

飛び飛びで読んでいたので、全巻読破はしていません

[猫武炸成さんの感想 · 2023年1月10日]

＜MIZUKI SHIGERU Collection of comics perfection＞
　　
ﾌﾞｯｸﾃﾞｻﾞｲﾝ/坂野公一(welle design)

[あまにゃんさんの感想 · 2015年12月16日]

野沢雅子鬼太郎世代。
少年マガジンは読んでいなかった為、鬼太郎の原作漫画を読んだことがないのに今更気付いたので、鬼太郎だけ揃えたいなあと(全集全てを揃えるのは金銭・保管場所の余裕がなくてチョット無理)。

[kiyosiさんの感想 · 2013年7月5日]

『手』

『夜叉』

『地獄流し』

『猫仙人』

『おばけナイター』

『水虎』

『吸血木』

『ゆうれい電車』

『妖怪大戦争』

『大海獣』

『だるま』

『妖怪城』

著者プロフィール

1922年（大正11年）生まれ、鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、ラバウル戦線で左腕を失う。復員後、紙芝居画家を経て貸本漫画を描き始め、1957年『ロケットマン』でデビュー。以後、戦記もの、妖怪ものなど数多くの作品を発表。1965年『テレビくん』で第６回講談社児童漫画賞を受賞。1989年『昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章受章、2003年旭日小綬章受章。主な作品に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『総員玉砕せよ！』『のんのんばあとオレ』など。2015年11月死去。

「2022年 『水木しげるの大人の塗り絵　あの世紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」