惡の華(11)<完> (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063951165

感想・レビュー・書評

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  • 中学生編は荒々しい展開で非常に面白かったが、高校生編の展開は落ち着いてしまって、いまいちだった。

  • 一気読み。ダークサイドから最終巻で全てハッピーエンドなかんじ?
    最後の中村さん視点の中学生時代は何だか悲しくなった。多感な時期、自分が感じる世界と周り感じてるであるう世界とのギャップ、伝わらなくて伝えられなくて、困ってるのにどうしようもないかんじ。本人じゃないとわからない。でも世界がキレイだと感じられるようになった中村がいて、読んでるこちらが救われた。

  • 人は苦悩し迷いながら大人になる。綺麗な終わり方だと思う反面、春日には仲村さんといつまでもクソムシでいて欲しかったとも思う。仲村さん視点の世界はまさに狂気で、その世界の光が春日だったんだな…

  • ついに完結。
    覚悟して読んだものの、意外と読後が悪くなくてビックリ。
    みんなそれぞれに幸せになった…ということでいいのかな。青春だなあ。(/ω\)
    最終話を読んで、もう一度最初から悪の華を読むと違った観点で読めそうです。

  • うわ〜すげ〜。。って言うてた。なんか知らんけどちょっと感動もした。これはおもろい。

  • 完結巻が出たということで『悪の華』と『おやすみプンプン』を比較しながら一気読みしてみた。どちらもファム・ファタールに出会った少年が悲劇的な恋愛を通して成長するという 同じ物語を描いてるんだけど、作者の資質これだけ読書感が変わるのが面白い。

    僕は個人的に『あの人には、あの人の人生があり、自分の思い込みとは関係なしに、勝手に成長したり救済されていたりする』という現実を描いた『悪の華』の結論の方が自分には合っているな…と感じました。

  • "子供"の潔癖さで観る"大人"は嘘つきで偽善者でカッコ悪いのかもしれない。
    でもそれは社会に適応するために必要なスキル、自分とは違う個性を持つ他者との間で無闇に傷付けたり、傷付けられたりしないための鎧です。
    剥き出しのまま、変態のまま、潔く生きたい仲村さんには気持ち悪く、生き辛く感じるのだろうけど…。仲村さんは大人になれたのでしょうか?

    マンガの幸せな未来の妄想を裏切るようですが、大人になって社会に出てもしんどいことは多々あります。でも幸せを感じる瞬間も時々あるから、なんとかやっていけるのかなと思います。

  •  6巻くらいから際立ってきたと思うんだけど、キャラクターの表情が異様に強くなって、直視されると次のコマ行けない的な。『みーまー』の大江湯女とかを凌駕する眼力があると思う。
     これは若いうちに読んだ方が結構効くと思うな(中2〜3とか)まあ、どうなっても保証は出来んけど!

  • コミックでしか描けないシーンの数々。美しかった。完結。

    最後のノートからのくだりは春日が過去と自己を距離を置きつつも直視できるようになった象徴のように思えた。

    思春期に限らず、暴走する自己と折り合いを付けていくことは重要なテーマ。本書はあらゆる世代に読み継がれていくだろう。

  • まあ、こんなもんかな、と…年齢的に立派な大人になってしまった僕にこの最終巻の展開は少々こっ恥ずかしかったです(笑)

    なんかかつての…何に悩んでいるのかすら分からないモヤモヤを抱えた中高生時代の自分を見ているようで居たたまれない…そんな心境に陥りました。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    けれどもまあ、全体的には良かったんじゃないですかね! 個人的に仲村さんが現れなくなった頃から少々、この漫画の勢いが削がれてしまったように思っていたのですけれども、終わり良ければすべて良し! ということで☆三つです…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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著者プロフィール

★漫画家。2002年、講談社ちばてつや賞ヤング部門の優秀新人賞を受賞。翌年、別冊ヤングマガジン掲載の『スーパーフライ』にてデビュー。同年より同誌に『アバンギャルド夢子』を連載した後、ヤンマガ本誌にて『デビルエクスタシー』などを連載。2008年より漫画アクションに連載した『漂流ネットカフェ』は、テレビドラマ化された。翌2009年より別冊少年マガジンにて『惡の華』を開始し、大好評連載中。

「2011年 『NEMESIS No.5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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