- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063953589
作品紹介・あらすじ
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。
中央憲兵により汚名を着せられた調査兵団だったが、全兵団の協力を得て王政打倒に成功する。残すは真の王家としてヒストリアを女王に即位させるのみ。リヴァイらは、さらわれたヒストリアとエレンの居場所をつかむが‥‥。レイス家を巡る衝撃の真実が明らかに!!
感想・レビュー・書評
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ついに明かされる5年前の事件。エレンの父・グリシャとレイス家の間に何があったのか。あのエレンですら屈服してしまうほどの過去とは?!その一方で、エレンたちを奪還するため、調査兵団と対人制圧部隊が激突する!
自由の申し子とも言えるエレンですら、語られたグリシャの罪の大きさには膝をつくしかなかった。ここではレイス家の視点で過去が描かれるが、グリシャがなぜ巨人の力を持っていたのか。どうしてフリーダの力を奪わなければならなかったのか。いまだ謎は多い。それでも、父が巨人の力を奪ったせいでこれまでの犠牲が積み上がったという事実は、エレンを繋ぐ鎖以上に彼を縛りつけてしまう。
その姿をユミルや自分と重ね合わせ、父の欺瞞を剥ぎ取るヒストリアがカッコいい。王の側近と同じく、ロッドの本性が暴き出されるシーンの戦慄たるや。と思いきや、そこからの兵士として磨き上げた体術に、自分の意志を貫く覚悟を持ったヒストリアの姿は民衆を導く女神そのもので美しい。神でなくても、奇跡は起こせるのだ。
「いい子にもなれないし神様にもなりたくない でも…自分なんかいらないなんて言って泣いてる人がいたら…そんなことないよって伝えに行きたい」
輝く洞窟での調査兵団VS対人制圧部隊もヒリつくよね。作戦や武器の分析もさることながら、サシャの弓矢がいい味を出してる。対人戦ならではの恐怖感がガンガン伝わってくる。そして、リーダーのケニーの野望。それぞれが自分のために動いた歯車が、混沌とした局面をもたらした。その盤面がこんな形でひっくり返るとは。ザックレーのアレと同じく悪趣味極まりない絶望が姿を現す!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだか凄い話になってきたなぁ。驚いているうちに読了。
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ヒストリア!
それでこそヒストリア!
エレンとヒストリアにまつわる謎が明らかになってきたのでそろそろユミルについても展開してほしい。
進撃の多方面へのメディア展開がやりすぎててうんざりしてるけど、漫画自体は変わらぬ面白さなのでホッとした。 -
自分たちを取り囲む高い壁の外側の世界を夢見て、人類を蹂躙する巨人に立ち向かう少年たちのバトルファンタジー第16巻。
この世界の謎に連なるレイス家の、アッカーマン家の、エレン・父イェーガーの謎が明らかになる巻。そういう風につながっていたのかと、驚愕。
でも、真実を知った後のエレンの態度と、ヒストリアの土壇場での変心はちょっとしっくりこなかった。ロッドは大概なんだけど。ヒストリアの選択が今後どう物語に生かされていくのだろうか。 -
銀華山が火事でなくなってしまったので、これからはもう自分で購入しなければならない。
16巻ではなかなか物語が進展しないようで、内面的な話がが多かったが、これも通過点の一つなので、将来のために十分に内容を理解するよう努めました。