- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065117392
作品紹介・あらすじ
「森は海の恋人」の合言葉をかかげて、気仙沼のカキ漁師・畠山重篤さんたちが植林運動を初めて、今年で30年になります。その間、東日本大震災が発生し、「千年に一度」と言われる大津波に襲われました。すべてが流され、海は死んだかに見えました。しかし、まもなくして海に魚たちがもどってきました。それは山に木を植えつづけ、海に流れこんでいる川と背景の森林の環境を整えたゆえの成果だったのです--。畠山さんは言います。「山に木を植えることはもちろんだいじですが、もっともたいせつなのは、『人の心に木を植える』ことなのです。」と。
感想・レビュー・書評
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NDC分類 660.4
「「おじいちゃん、魚がいる!」千年に一度の大津波からひと月半、数匹の小魚が水面を泳いでいます。―海は死んでいない。生きてる。少しずつ、希望の灯りがともりはじめました。三陸から世界へのメッセージ。「森は海の恋人」を合言葉に、気仙沼の漁師たちが山に木を植え続けて30年。大震災を乗りこえ、ふたたび海がよみがえるまでの感動の物語。」
目次
第1章 富士山
第2章 プランクトン少女
第3章 長ぐつをはいた教授さま
第4章 3・11
第5章 あずさ丸
第6章 ニューヨーク
終章
著者等紹介
畠山重篤[ハタケヤマシゲアツ]
1943年、中国・上海生まれ。宮城県でカキ、ホタテの養殖業を営む。「牡蛎の森を慕う会」代表。1989年より「森は海の恋人」を合い言葉に植林活動を続ける。一方、子どもたちを海に招き、体験学習を行っている。2005年から京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授。『漁師さんの森づくり』(講談社)で小学館児童出版文化賞と産経児童出版文化賞JR賞、『日本“汽水”紀行』(文藝春秋)で日本エッセイスト・クラブ賞、『鉄は魔法つかい』(小学館)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
興味深く読みました。
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『漁師さんの森づくり』の畠山さんの著作。第4章は、「3.11」。