- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065122310
作品紹介・あらすじ
何者かによって
”球”がこの地上に投げ入れられた。
情報を収集するために機能し、
姿をあらゆるものに変化させられる
その球体は死さえも超越する。
ある日、少年と出会い、そして別れる。
光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……
刺激に満ちたこの世界を彷徨う
永遠の旅が始まった。
これは自分を獲得していく物語。
守護団とともに旅をするフシの前に死者の姿が視える男、ボンが現れた。自分の存在意義に迷うフシと、王の座に着くためにフシを欲するボン。ノッカーから民を守るための遠征に出ることになった彼らの前にフシを異端とする勢力が立ちふさがる。フシはその不死身の身体と能力を使い、人を救うことができるのか。これは自分を視る物語。
感想・レビュー・書評
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7巻の、年を重ねた島の女王との再開シーン。生い立ちを語るシーンを経て彼女を看取り、その後、その正体に気付かされる…。何とも切ない名シーン。素晴らし。
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ボンが皆に好かれる理由がゆっくりわかってくるのがよかった。頭も意外と悪くないんだな…根がいいのか、自分から色んなことに気づけるのがすごい。途中の年表読むと、ストーリー上の視点だとよくわからないけど、国レベルだと色々な動きがあるんだな!
フシにとって命は相当重いんだな…守護団が受け入れられないのは殺した報いなんだけど、カハクの罪ではないんだよな。カハクはよくやってるんだけど、愛されないキャラとして感じられるのが、人の業を感じる。
馬はピオランだったりするのかな…意志を感じるけど、前々巻で、考えたりとかできるものにはならないような感じのこと言ってたような? -
ボンなんやかんや言うてもいいやつやな。
グーグーの時に一回試してたら、全然違う話になったろうに。 -
ハヤセの血筋は本当に気持ちが悪いな…
相手の気持ち考えないヤツばっかりじゃん
トドを見習え…! -
守護団とともに旅をするフシの前に死者の姿が視える男、ボンが現れた。自分の存在意義に迷うフシと、王の座に着くためにフシを欲するボン。ノッカーから民を守るための遠征に出ることになった彼らの前にフシを異端とする勢力が立ちふさがる。フシはその不死身の身体と能力を使い、人を救うことができるのか。これは自分を視る物語。
ボン様根は良い人だし憎めいないんだけど、あの強烈なキャラが邪魔してなかなかキツい。
フシの思いがけない能力に気付くも、結局言わないんだな。まぁ彼にも彼の事情があるしね。
もし仮に皆の抜け殻を作成して皆の魂がそこに入って復活したとしたら、変身能力はどうなるんだろう? とおかちょっと思った。
あとカハクが怖い。割とマシな部類かと思ってたけど、やっぱり間違いなくあの血筋だわ。気持ち悪さがすごい。
ボン王子とトドが大変な展開になってるし、ボン王子のために食事を切り詰めて痩せていくトドが哀れなんだけど…これたぶん再会したときにはトドが美少女になってそう。 -
ボン様めっちゃネタキャラだけど、すごくいい人、、、展開的にはまさかの?!でもまだ最終目的も分からないしノアの方舟的存在で最後は滅亡endかなーとか思ってたけど謎すぎる。
最初は真面目なサブカル漫画かという表紙の印象で読み始めましたが全然違った。人間ではないフシが小さい子に色々教えてもらったり、ピンチに陥ったり感情が芽生えて苦しんだり喜んだり。笑えるエピソードも沢山あって面白かったです。次巻いつなの~!一気に全部読みたい -
ボンというキャラクターは不思議である。身なり振る舞いは突飛。されど、人間らしく葛藤する様は高潔で、真っすぐで、優しく憎めない。天然人たらし。
ここまで読んで、大今さんは読者をどこへ導こうとしているのか予測がつかない。でも、それがもどかしくもあり心地よい。フシの旅は唐突に終わるかもしれないし、まだ長らく続くのかもしれない。
巻数が進むごとに、フシを取り巻く環境は重みが増して葛藤が増えてゆく。
そのためか、なかなか軽やかに読むのが難しい。とはいえ読み終えれば圧巻で、早く続きが読みたくなる。