定年後のお金 寿命までに資産切れにならない方法 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
2.94
  • (0)
  • (9)
  • (18)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 119
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065126745

作品紹介・あらすじ

人生100年時代は、「寿命が尽きる前に資産が尽きる」リスク時代!
 50~60代は、バブル時代は若くて収入が低く、昨今は長期投資の社会インフラが整ったものの今からで遅すぎて積み立てが足りない「間に合わない世代」で、十分な老後資産形成ができていません。いうなれば「エアポケット世代」。そして、そのまま資産の取り崩し期間に入ると、寿命を迎える前に資産が尽きる可能性がきわめて高いといえます。
  著者自身59歳と、定年を目前に控えたまさに同世代。この世代の現実と、これから待ち受ける未来を、10年以上にわたって進めてきた各種調査から解き明かし、世界の退職者のマネー動向も踏まえつつ、「逆算の資産運用」「定率引き出し」「3%運用4%引き出し」という独自の方法論を提唱します。
 収入や資産、老後の生活は人それぞれ。しかし、自身の「資産寿命」を最大化し、自分と家族の生活を守るための「基本」は同じ。人生の最期が訪れるその瞬間まで、お金の不安から自由になり、後半生を充実して過ごすためには、そのための知識とノウハウという「武器」が必要です。心強いツールを与えてくれる、50~60代3000万人必読の1冊です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 定年までにいくら資産をためれば良いかということを逆算して定年後に必要な金額を説いた一冊。

    この手の本を読むたびに暗い気分になるが、現実として知っておくことが大事だと改めて感じた。

  • 楽天証券で無料だったので読んでみた

    人生100年時代とか2000万円問題とか言われているが、結局のところ人生最後の瞬間までに経済的に困らないように資産寿命を延ばせばいいという内容

    そのための方法として
    ・退職後に運用をする
    ・定率引出しを活用するなど引出し方の工夫をする
    ・地方移住などをして生活費コストを下げる
    ・3%の運用益を狙いつつ、4%を引出す
    ・高齢化に伴い資産バランスの変更を考える
    などを紹介している

    運用で3%程度ならなんとかなるし、そもそも生活費水準の低い地方住みだし、人生100年時代もなんとかなる?

    【参考になった点】
    ・資産寿命を伸ばし、人生最後の瞬間までに経済的に困らずに生き切る方法
    ・退職後は資産を増やすのではなく、減っていくのにどう向きあるか
    ・①自分の寿命が尽きるよりも資産が長持ちする「上手な減らし方」
     ②①のための「退職後の運用」
     ③長期資産が持続できる「引き出し方の工夫」
    ・金銭面の不安の解消には、収入を増やすか、生活コストを下げるか
    ・ある程度の時期に至ったら投資から撤退する方法を考える
    ・平均は原則を考えるのにはよいが、自分自身のことを考えるには正しくない
    ・生活費水準を下げる
    ・資産寿命を伸ばすため運用を続ける
    ・定額引出しは毎回一定額が確保できるという点では安心だが、残高はそうではない
    ・バランス型ファンドはややコストが高めだが、行動バイアスによる影響を下げるコストと考えれば悪くない
    ・投資信託もしっかり選べば大丈夫なものも多い
    ・アセットリアロケーションにも配意

    【内容:アマゾンから転記】
    人生100年時代は、寿命が尽きる前に資産が尽きるリスク時代。バブル崩壊、リーマンショックを経た50~60代は、十分な老後資産形成ができなかった「間に合わない世代」「エアポケット世代」。そんな迷える読者に「逆算の資産運用」「定率引き出し」「3%運用4%引き出し」で資産寿命を最大化する方法を教示。50~60代3000万人必読の1冊です。

    人生100年時代は、「寿命が尽きる前に資産が尽きる」リスク時代!
    50~60代は、バブル時代は若くて収入が低く、昨今は長期投資の社会インフラが整ったものの今からで遅すぎて積み立てが足りない「間に合わない世代」で、十分な老後資産形成ができていません。いうなれば「エアポケット世代」。そして、そのまま資産の取り崩し期間に入ると、寿命を迎える前に資産が尽きる可能性がきわめて高いといえます。
    著者自身59歳と、定年を目前に控えたまさに同世代。この世代の現実と、これから待ち受ける未来を、10年以上にわたって進めてきた各種調査から解き明かし、世界の退職者のマネー動向も踏まえつつ、「逆算の資産運用」「定率引き出し」「3%運用4%引き出し」という独自の方法論を提唱します。
    収入や資産、老後の生活は人それぞれ。しかし、自身の「資産寿命」を最大化し、自分と家族の生活を守るための「基本」は同じ。人生の最期が訪れるその瞬間まで、お金の不安から自由になり、後半生を充実して過ごすためには、そのための知識とノウハウという「武器」が必要です。心強いツールを与えてくれる、50~60代3000万人必読の1冊です。

  • 資産運用に関して事細かく書かれてます。私には全く合わない本でした。

  • 収入や資産、老後の生活は人それぞれ。しかし、自身の「資産寿命」を最大化し、自分と家族の生活を守るための「基本」は同じ人生の最期が訪れるその瞬間まで、お金の不安から自由になり、後半生を充実して過ごすためには、そのための知識とノウハウという「武器」が必要です。心強いツールを与えてくれる、50~60代3000万人必読の1冊。内容】
    「3%運用」と「4%引き出し」で死ぬまでお金に困らない!「逆算の資産準備」と「定率引き出し」が資産寿命を最大化し、あなたと家族を守る‼️

  • お金を増やしていくことについての本はたくさんありますが、リタイヤ後にそれをどうやって取り崩していくかについて書かれた本はほとんど無いのではないでしょうか。そういう意味でこの本は非常に貴重です。ポイントは75歳までは年4%の定率取り崩しとリターン3%目標の資産運用、75歳以降は定額取り崩しというものです。年4%の定率取り崩しは一部ネットの記事で見かけたことはありますが、それでも一般的にはほとんど知られていないと思います。

    残念なのは、3%を目標とする運用を具体的にどうすれば良いか書かれていないということです(単に各アセットクラスの過去データの提示のみ)。もう少し突っ込んで、リスクを最小にしてリターン3%を目標とするアセットアロケーションの提示くらいはしてほしいと思います。

  • 資産の増やし方について書かれた本は沢山あるが、その資産をいかにして最期まで持たせるかを書いた本書は、定年前の世代にとても有益な内容だ。

  • 貯蓄を増やすことのできる仕事からのリタイア後、95歳に資産ゼロになるようなお金の下山の考え方。
    資金の引き出し(4%定率)と運用(3%)によるフェーズ(75歳まで)とそれ以降の取り崩しのフェーズを分けて考えることを学んだ。
    実際には転居や住宅、マイカーなど、定年退職後の環境変化のための一時的な出費も想定されるし、健康を害してしまったらなど、資産計画も確実ではないし、そのための時期別のポートフォリオも本書には書かれていないが、それは個別に考える必要があるのだと理解し、きちんとチェックしてみたいという気持ちになった。
    18-120

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

一橋大学商学部卒。国内外の証券会社調査部を経て、2006年より外資系資産運用会社で投資教育に従事。20年以上にわたって資産形成・資産活用の啓発活動を続ける。2019年5月、定年を機に継続雇用を続けながら合同会社フィンウェル研究所を設立し、資産形成を終えた世代向けに資産の取り崩し、地方都市移住、勤労などに特化した啓発活動をスタート。行動経済学会、日本FP学会などの会員、日本証券アナリスト協会検定会員、2018年9月金融審議会市場ワーキング・グループ委員。本書では「第3章 英国のIFA」を担当。

「2020年 『IFAとは何者か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野尻哲史の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リンダ グラット...
佐々木 圭一
宮下奈都
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×