夫のちんぽが入らない(2) (ヤンマガKCスペシャル)

著者 : こだま ゴトウ・ユキコ

• 講談社 (2019年2月6日発売)

作品紹介・あらすじ

入らないのなら、入る工夫をすればいい。恋人と身体で繋がれないというコンプレックスを抱え続ける鳥居さち子は、ある晩、潤滑油代わりのベビーオイルを使ってことに臨もうとしていた。「無理矢理でもいいからやってみてほしい」とさち子から頼まれた慎は、激痛に耐える彼女の中へ少しずつ進んでいく‥‥。血に染まるシーツの上で、二人を待つ運命はーー！？

累計２３万部を突破し、Ｙａｈｏｏ！検索大賞小説部門を２年連続受賞した話題の私小説が鮮烈コミカライズ！倉本慎と付き合い始めてから４年。“入らない”問題は、いまだに鳥居さち子を苦しめていた。誰にも言えない悩みを抱え、教師となった彼女を襲う厳しい現実とは‥‥！？この痛みは、決して他人事ではない。

感想・レビュー・書評

[ここPさんの感想 · 2019年11月5日]

うわー、慎許せん。

[ホン・ヨンドルさんの感想 · 2019年6月5日]

倉本慎と付き合い始めてから４年。“入らない”問題は、いまだに鳥居さち子を苦しめていた。誰にも言えない悩みを抱え、教師となった彼女を襲う厳しい現実とは‥‥！？この痛みは、決して他人事ではない。（Amazon紹介より）

[ryohobenさんの感想 · 2019年2月6日]

《くそ共め　夫をこれ以上かわいそうな目に遭わせるわけにはいかない　この人はちんぽの入らない人を妻にしているのだから》

チーズフォンデュのくだりでジーンとしました。単なるやさしさでなく、その根底には申し訳なさがあるのかもしれないけれど、それでもやはりここには運命を共にする相手に対するやさしさがあるように私は思った。

《この人のことをよろしく頼みます　この人　私では駄目なんです》

[stkmdfさんの感想 · 2019年2月6日]

チーズフォンデュの話がとても好きで。
自分がいまだに知らないことが多かったり常識がなかったりするから、夫の気持ちがとてもよくわかる。
そして、なるべく自分の子供にはそういう「食べたことがないもの」「行ったことがない場所」などを経験させてあげたいわけだが、これが無理矢理だとエゴになるのでバランスが難しい。

巻末の往復書簡は１巻目に続いてとても微笑ましい。

著者プロフィール

主婦。ブログ『塩で揉む』が人気。同人誌即売会「文学フリマ」に参加し、『なし水』に寄稿した短編を加筆修正した私小説『夫のちんぽが入らない』で２０１７年にデビュー。翌年には２作目となる著書『ここは、おしまいの地』を上梓した。現在、『クイック・ジャパン』『週刊ＳＰＡ！』で連載中。

「2020年 『夫のちんぽが入らない（5）』 で使われていた紹介文から引用しています。」