霧のむこうのふしぎな町 地下室からのふしぎな旅 天井うらのふしぎな友だち
- 講談社 (2019年4月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065150696
作品紹介・あらすじ
大切に持っていたい、そして、大切な人に贈りたい特別な1冊です。
●「霧のむこうのふしぎな町」
夏休み、電車をのりつぎ一人旅に出たリナ。おとうさんのいった「霧の谷」どこ? 森の中で泣きそうになっていると、霧の中から風変わりなかわいい町があらわれて--。めちゃくちゃ通りに住んでいる、へんてこりんでやさしい人たちと、リナのひと夏の物語。映画『千と千尋の神隠し』にも影響を与えた物語。はじめてのファンタジーにおすすめ。
●「地下室からのふしぎな旅」
アカネが薬をもらいにきたチィおばさんの薬局の地下室に、ふしぎなお客さんが。「木の芽時の国」の錬金術師だというその人につれられて、アカネとチィおばさんは、となりの世界へーー。さあ、ふしぎな旅のはじまりです!
●「天井うらのふしぎな友だち」
紅と了が引っ越してきたのは、日だまり村の古い大きな家。その夜、二人はふしぎな四人組に出会います。メリィさんとゴフジョとジュピとユリアンは、自分たちの部屋を作って、勝手に住みついてしまいーー。
<小学中級から すべての漢字にふりがなつき>
感想・レビュー・書評
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面白かったので、子どものときに読み損ねたのが残念。がんばる女の子主人公モノはやっぱりいいな。
「霧の~」はついつい千と千尋を思い起こしながら読んでしまったけれど、出てくる登場人物が魅力的。「地下室~」はおばさんが破天荒なのが、今ぐっとくる(笑)。「天井裏~」はしばらく世界に入れなかったけど、途中から世界観が分かってくるとすごい面白くなった。
全体、和洋折衷ぶりに昭和の空気を感じて、それもまたよき。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3作品とも、不思議な世界から帰ってきたあと、また戻れる、素敵な仲間との関係が続いていると思える終わりがよかった。
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柏葉幸子さんの『霧のむこうのふしぎな町』『地下室からのふしぎな旅』『天井うらのふしぎな友だち』の愛蔵版。偶然丸善で見かけて、即購入。
『霧の〜』と『地下室〜』は小学生の時に友達に教えて貰って、それからずっと大好きなお話。娘が小学四年生の時に青い鳥文庫版を貸してあげて、娘のお気に入りに。
『霧のむこうのふしぎな町』は『千と千尋の神かくし』の元になったと言われてます。『霧のむこう』も『地下室からの』も日常から一歩踏み出しただけで全く違う非日常の世界に行ってしまうお話です。誰にでも起こりそうな不思議の入り口が、想像力をかきたてます。小学生の時に読んで良かったと思える本です。
『天井うら』は初めて読みました。少し設定が難しいような気もしますが、読めば読むほど切なくて、、、私も忘れてしまった事が色々あるんだろうな。
小学校四年生以上にオススメです。 -
ふしぎはそこにある。気づけるか気づけないかは心次第だけど、もしこの物語を好きになったならきっと貴方にもいつかふしぎが訪れる。最初から最後まで幸せが詰め込まれた物語三部作。
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『霧のむこうのふしぎな町』
子どもの頃大好きだったお話。挿絵も大好き。 -
産後、本を読んだり音楽を聴いたりが出来なくなった時期がありました。そんな中、本を読む楽しさを思い出させてくれた作品です。
恥ずかしながら幼少期は海外ファンタジーばかり読んでいたので、こちらの作品は美しい装丁に惹かれて手に取りました。
霧のむこうのふしぎな町を読んでいるうちに、久しぶりに目の前がキラキラ光るような感覚になりました。
子育てと仕事の合間に少しずつ読み進め、完読には時間がかかってしまいましたが大切にしたい一冊です。 -
すっごく面白かった!最初はそうでもないけど読み進めるうちにどんどん夢中になっていった。
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2022.11.15