ルパンの帰還 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065165386

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5

    警視庁捜査一課で活躍する桜庭和馬。
    新人の女性新人刑事の教育係に指名された。
    北条美雲、23歳。京都の老舗探偵事務所に生まれ、
    祖父は「昭和のホームズ」、父は「平成のホームズ」と
    称された探偵一家のひとり娘である。
    ドジで愛嬌のある天才肌。
    バディを組んだふたりが直面したのは、
    和馬の妻子が巻き込まれたバスジャック事件だった。
    泥棒一家、警察一家、探偵一家の運命が交差する。


    前作「ルパンの娘」を読んでからもう3年経っていた。
    前作は途中でもどかしく感じたりしましたが、両家の二人の
    おじいちゃん達がとても可愛らしく感じられ。微笑ましかった。
    ハッピーエンドで幸せな気持ちで読了した事を思い出しました。

    泥棒一家の華と警察一家の和馬。
    籍は入れていないけど結ばれていて二人の間には
    杏ちゃんという3歳の可愛い女の子を授かって幸せに暮らしていた

  • シリーズ物だったから買った一冊。

    ルパンの娘の続編

    なんとなく物足りない
    というかスッキリしない話だった

    逃亡した人物の事は主人公の中でわかったかもしれないが、表向きには事件は解決してないし
    物語に関係ないだろう資産家殺人事件も解決してない。

    スッキリしない。

    相変わらずマンガを読んでいるような感じがする登場人物達
    その辺が面白く読める理由の一つかもしれない。

    このシリーズの次の日の小説は「ホームズの娘」だという。
    題名だけで予想すると今回の小説で登場した新米刑事の話じゃないかと予想外してる。
    次の小説も楽しみになった小説でした。

  • 次へのプロローグでもあるみたいですね。
    次が楽しみです。
    フィクションの面白さが良いと思うのであまり血が流れない方が良いと思います。

  • 話の展開は読めてしまうものの面白かった。
    続きが気になる終わりかただったので、このまま「ホームズの娘」を読みます!

  • ルパンの娘の続編。めでたく結ばれたふたりに杏という一人娘が生まれて、順風満帆に見える二人だけど。刑事の和馬の元に探偵一家の北条美雲が配属されてくる。Lの一族とも因縁があり。

    刑事と泥棒が持ちつ持たれつと言う関係だったけど、杏の将来を考えてギクシャクした関係に家族どうしがなっていく。

    美雲の恋愛模様は気になる所だけど、登場人物たちの整理がきちんとされていくのかは気になるところです。

  • ただの刑事ものになってる気がする

  • 少し物足りないかな⁉︎
    でも、続編には期待。

  • ドラマで見たら楽しいんだろうなと思うのは間違い無いけど、若干ご都合良すぎる感じの内容かな…と思いつつ、でも、シリーズものとしてよくできてて楽しく読めると思う。完全に娯楽的な物語。箸休めに読むにはちょうど良いと思う。なんとなく次も気になるのでまた借りようと思う

  • 前作を読んでからだいぶ時間が経ってしまったのもあると思うけれど、今回は杏ちゃんとゆう子供の存在があったからどうしても三雲家の父母にイライラしてしまう所が多かった。コメディだと思うし、そんな真正面から窃盗一家の正義を問う話ではないんだとわかっていても、例えば三雲家にもなんらかの正義があって、裕福な家に限って盗むだったり、貧困家庭にささやかな救済をとかよくある縛りみたいなのがあると自分の中で違ったかもしれない。
    どうしてもこの巻の中での杏ちゃんの教育とゆうひとつのテーマの部分で、盗めばいいでしょ?のスタンスが受け入れ難かった。結果三雲家は距離を置くことになったけど、全面的に杏ちゃんが理由だったわけでもないし。。
    だけど、読みやすいは読みやすくて美雲は和馬と華の関係を知って、警察一家が泥棒と⁈ありえない!私の方が相応しいのに!みたいな感じで2人を引き裂く関係になるのかと思っていたけど、まさかのケビンに運命感じていたのが面白くて続編読もうかなと少し思い直しました。

  •  ルパンの娘シリーズ第2弾。
     前作で結ばれた警察一家の息子・桜庭一馬と泥棒一家の娘・三雲華。その二人に娘の杏が誕生。華と杏は保育園のバス旅行の際にバスジャックに遭ってしまう。その時、一馬は新人で美人の部下で京都の老舗探偵事務所の娘・北条美雲とともに法務省のエリート官僚殺しを追っていた。バスジャックの行方と官僚殺しの行方は?
     ミステリーではあるが、華の両親・尊と悦子が前作同様パンチのきいた登場をするので、エンタメ要素が非常に強い。楽しみながら読むことができ、最後はあっという展開。次作以降も楽しみな余韻が残る。

著者プロフィール

1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞。著書に『ルパンの娘』『ピエロがいる街』『沈黙のエール』『チェインギャングは忘れない』『スマイルメイカー』『グッバイ・ヒーロー』『炎上チャンピオン』『仮面の君に告ぐ』『いのちの人形』などがある。

「2023年 『ゴースト・ポリス・ストーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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