近いはずの人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.19
  • (10)
  • (31)
  • (84)
  • (14)
  • (5)
本棚登録 : 648
感想 : 60
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065181058

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 妻を突然の事故でなくして なにがなんだかわからなくなっている日常に 妻の携帯電話のメールが…
    ひどい話しなのに 声を荒らげるわけでもなく 泣き叫ぶわけでもなくただ日常を過ごそうとする主人公
    近い人が突然いなくなると こんなふうになってしまうんだろうか?と思いながら読みました
    なんとか自分らしい 日常を取り戻して思い出と生きていけるといいなぁとおもいました。
    私は最後まで絵美さんの気持ちは わからまいままでした。

  • 近いはずの人でも知らないことはいっぱいあるよねという話だったけど、主人公が知ろうとしてなかったからでは?という気持ち。

  • 全ての登場人物に対して好感も抱いたし嫌悪も抱いた。主人公とその元妻の関係性が、夫婦という言葉で誤魔化された、1番浅いものだったように思えた。

  • "近いはずの人"だね、でしかないね、

  • 期待外れ。

  • 自分も、近くにいる人のことを実はわかっていないのかもと思いました。
    人のケータイを覗くときは、相手を受け入れる覚悟が必要、と学びました。

  • 最初から70ページで読みやめた。

  • あちこち何かコトが起こりそうで、何も起こらない。
    この塩梅がとても良い。

  • 前に読んだこの著者の作品が前向きな物語で、そういう印象だったから、読み始めて「暗い始まりだな」と思ったけど、どこかでひっくりかえるものだと思い込んでいた。ら、始終暗かった(と私は感じた)もし自分がこの主人公だったらやりきれない。自分はこういう経験をしたことがないけど、人生の中で感じる不甲斐なさとか辛さとか自己嫌悪とかそういうのがいろいろ呼び起こされて、読んでいて暗くなってしまった。物語としては嫌いじゃないけど、読んだタイミングがあんまりよくなかったかも。

  • ①この本を選んだ理由
    著者に興味があるため


    ②あらすじ
    33歳の主人公の奥さんが事故で亡くなってしまう。
    奥さんが亡くなったあとに、一番身近にいた人なのに何も理解していなかった自分に気がついていく。


    ③心に残ったこと
    妻や親など一緒に住んでいても、長年ともに生きてきても、それでも知らないことはたくさんあるというのは、実際そうだろうと思った。


    ④感想
    この、なんとも言えない、もやもやした感じの終わり方が、今の自分にはとてもいい。
    全てがわかりやすいと感じる人でも、きっと知らないことはたくさんあるんだろう…


    ⑤登場人物

    北野俊英 としひで
      絵美

    北野優平
    村瀬理也子

    秋山栄人 えいと
    久美

    岸本

    福田
    樹里
    川崎ほのか

    甲斐

    荒井幹恵
    内田若菜




全60件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

一九六八年千葉県生まれ。二〇〇八年『ROCKER』で第三回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー。著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『ひと』『ミニシアターの六人』『レジデンス』『タクジョ!』『銀座に住むのはまだ早い』『君に光射す』などがある。

「2023年 『片見里荒川コネクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小野寺史宜の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×