都会のトム&ソーヤ ゲーム・ブック ぼくたちの映画祭 (YA! ENTERTAINMENT)

著者 : はやみねかおる 藤浪智之 にしけいこ

• 講談社 (2021年6月2日発売)

作品紹介・あらすじ

都会のトム＆ソーヤ　祝　映画化記念スペシャル！
この本は、読者のあなたが主人公となって行動を決める『都会のトム＆ソーヤ』のゲーム・ブックです。

「みんなで映画を撮ろう！」。「きみ」は、内人や創也たちといっしょに、映画撮影という《冒険》にいどむ！ＳＦ？ ホラー？　恋愛映画？　それとも――？ どんな映画になるかも、主役の「きみ」の行動にかかっている。「きみ」は見事映画を完成させることができるか？ゲーム・ブックをクリアすると、はやみねかおる先生の書き下ろし短編が読めるよ！

ぜひ、自分しか撮れない映画を撮ってみてください。
――はやみねかおる

この本の物語には、１、２、３……という番号がついていますが、ただ数字の順番に読めばいいのではありません。読者の「きみ」が自分で行動をえらび、本の中を行ったりきたりしながら、映画撮影という《冒険》を進めていくのです。ストーリーはもちろん、どんな映画ができるかも、きみ次第。
冒険する心と筆記用具を準備できたらクランクイン！　Are you ready？

感想・レビュー・書評

[フラビオさんの感想 · 2021年8月18日]

2021年8月17日読了。クラスで映画を撮ることになった創也と内人、それに「ぼく」。どんな映画を作るのか、決めるのは「きみ」だ…！都会のトム＆ソーヤゲームブックの第3弾、こちらは藤浪智之氏製作なだけに、選択肢・分岐・ループなどの構造にうならされるものがあり、「青春のかけがえなさ」「学校生活で一番楽しいこととは」みたいな骨太なテーマも感じられ、登場人物たちのドタバタやどこまでほんとかわからないうさんくさい映画ネタも含め非常に楽しんでプレイすることができた。『カメラを止めるな！』じゃないが、「映画を撮っている自分たちの記録」には、編集不可能な・その瞬間にしかない何ともいえない輝きがあるものだ…。

[寒空につけさんの感想 · 2022年1月22日]

読むごとに内容が変わり、冒険も変わります。本でゲームを体感できる作品です。

[shifu0523さんの感想 · 2021年7月10日]

ゲームブック。例の如くのはやみね節。
いくつかある謎は力業っぽくて残念。

[tonpeiさんの感想 · 2021年6月6日]

楽しかった～(*≧∀≦*)とりあえず１回目は映画「日常」を撮るストーリーで読了(^^)♪他のストーリーもそのうち…

[ゆうきさんの感想 · 2021年8月8日]

色々な結末があって、面白かった！
謎解きの解説があったらいいな！！

[unknownさんの感想 · 2021年7月4日]

面白かった！

[ひげうさぎさんの感想 · 2021年6月14日]

きみ(中学２年生、性別自由)は内人と創也のクラスの一員だ。

「みんなで、映画を撮ろう！」

きみも映画撮影に参加するなら……ページをめくりたまえ。

きみが、クラスのみんなとつくりたい映画は……
・「宇宙が舞台のＳＦ映画」なら、「５」へ移動
・「恐怖絶叫のホラー映画」なら、「１７」へ移動
・「ロマンチックな恋愛映画」なら、「１１１」へ移動
・「なにか、自分たちでないと撮れない映画」なら、「２０８」へ移動

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文章にはユニットごとに連番が「１」から「２６７」まで打たれ、そのつど示される選択肢をたどり、ページをめくってはつづきを読んでいく

本のあちこちをいったりきたり
謎が解ければ先へ進み、選択をまちがえれば無限ループに陥ってしまう

映画好きのクラスメイト３人組に栗井栄太も登場して、物語は二転三転右往左往

きみは希望の映画を撮り終えて「２６７ あとがき」を読むことができるだろうか

実写映画も2021.7/30全国公開間近！
累計２００万部突破、子どもから大人までたのしめるはやみねかおるの大人気エンターテインメントシリーズ「都会のトム＆ソーヤ」

新刊も続々刊行
『17 逆立ちするライオン』3月
『ゲーム・ブック』5月〜本書
『最強ガイド』6月24日
「映画ノベライズ」(青い鳥文庫)7月14日

怪盗クイーンも同時刊行予定
『煉獄金貨と失われた城』(青い鳥文庫)7月14日

さらに実写化記念「特製エコバッグ」プレゼント(応募券２枚で一口、抽選で２００名)など、講談社あげての“マチトムまつり”展開中

注意：本書を１から２６７までページの順に読むのはやめましょう

著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生！』『恐竜がくれた夏休み』『復活!!　虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする　赤い夢へようこそー前奏曲ー』（いずれも講談社）、『めんどくさがりなきみのための文章教室』（飛鳥新社）などがある。

「2023年 『都会のトム＆ソーヤ　日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」