小麦の法廷

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 214
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065215302

作品紹介・あらすじ

自分以外、全員敵。
掟破りの裁判が始まる。

杉浦小麦、25歳。新人女性弁護士。
彼女にとっての初めての刑事裁判は、1日で公判が終わるような仲間内で起きた傷害事件。
被疑者との面会を終えて拘置所を出た小麦は、大勢のマスコミに囲まれてしまう。
「あなたは殺人犯のアリバイ作りに協力しているんですか!?」
--えっ! なに? どういうこと!?
彼女が引き受けた取るに足らない国選弁護の仕事は、やがて世間を震撼させる大事件へと変貌する。

敵は法律を知り尽くした悪党と、司法の穴。
それでも、私は、私の正義のために闘う。
捜査機関にはできなくて、弁護人にはできることは。

感想・レビュー・書評

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  • 決して高評価は付けないけど好きです木内作品!w

    5冊目は『小麦の法廷』

    小麦の法廷というタイトルなので農作物に関する裁判です

    もちろんウソです


    小麦は二十五歳の新米弁護士
    父は麦

    これはホントです


    麦と書いて「ばく」と読みます
    親子二代で弁護士です
    ただし、麦は農作物に関わる悪いことをしたので逮捕され、法曹資格を剥奪された元弁護士です

    農作物に関わる…は、もちろんウソです
    逮捕され…は、ホントです


    新米弁護士の小麦が簡単な案件だと思って引き受けた初めての刑事弁護がどえらいものになっていくという話です

    ホントです


    案の定、評価は☆3
    この評価がホントかウソか見極めるのはあなた次第です

    • 1Q84O1さん
      mihiroさーん
      そう!名前です!
      けど、この作家さんならこんな名前も付けそうな感じがしますw
      そして、高評価じゃないけどハマってます(≧...
      mihiroさーん
      そう!名前です!
      けど、この作家さんならこんな名前も付けそうな感じがしますw
      そして、高評価じゃないけどハマってます(≧▽≦)
      2024/01/11
    • 1Q84O1さん
      ユッキーさん
      ジャケットみたら中世のイメージありますよね〜w
      そして、小麦を巡って争う話…、それはウソです!w
      ユッキーさん
      ジャケットみたら中世のイメージありますよね〜w
      そして、小麦を巡って争う話…、それはウソです!w
      2024/01/11
    • 1Q84O1さん
      土瓶師匠
      むぎこ、確かにちょっと可愛いかも(。>﹏<。)
      けど、漢字はちょっと…やだw
      土瓶師匠
      むぎこ、確かにちょっと可愛いかも(。>﹏<。)
      けど、漢字はちょっと…やだw
      2024/01/11
  • もとレスリングのオリンピック強化選手だった新米弁護士の杉浦小麦が主人公。女だてらにごついガタイを気にしていて、事件で関わってくる三村刑事が地雷を踏むのが面白い。殺人を隠すために暴力事件を偽装した被告の国選弁護人を引き受けるのだが、なんとか偽装を成功させないように無罪を勝ち取るため奮闘する。遺産相続人を探す仕事も請け負うのだが、最後にそれが意外にも裁判に関わってくる。まあ、「これでいいの?」という決着で、ちょっと肩透かしだが、登場人物たちはなかなか魅力的で、物語もさくさく読める。

  • 木村一裕の新たな物語。
    矢能シリーズとは違った面白さ。
    面白い、よくこんなの思いつくな。
    法廷でのやり取りとか裁判傍聴していると見かける手続きがあって、それも楽しめた。

    作品紹介・あらすじ
    自分以外、全員敵。
    掟破りの裁判が始まる。

    杉浦小麦、25歳。新人女性弁護士。
    彼女にとっての初めての刑事裁判は、1日で公判が終わるような仲間内で起きた傷害事件。
    被疑者との面会を終えて拘置所を出た小麦は、大勢のマスコミに囲まれてしまう。
    「あなたは殺人犯のアリバイ作りに協力しているんですか!?」
    --えっ! なに? どういうこと!?
    彼女が引き受けた取るに足らない国選弁護の仕事は、やがて世間を震撼させる大事件へと変貌する。

    敵は法律を知り尽くした悪党と、司法の穴。
    それでも、私は、私の正義のために闘う。
    捜査機関にはできなくて、弁護人にはできることは。

  • 久しぶりの木内さん。25歳美人弁護士・小麦はでっち上げられた傷害事件の被告人を無罪にすることに戦いを挑む。弁護士の仕事は被告人の無罪を勝ち取ること。そのためには手段は選ばない。即ち、弁護士女子プロレス。ハッタリあり、マイクパフォーマンスあり、場外乱闘あり、最後は相手と検討を称え合う。この美人弁護士の大胆な行動と勇気、さらに肉食女子的な体育会系であり、好感度、爽快感が抜群。時に法的にグレーゾーンに突入するも意に介さず。久しぶりにバイオレンス作品を堪能した。しかも言葉のバイオレンス。小麦の続編を強く希望。⑤↑

  • 新人弁護士・小麦が国選で引き受けた仕事は、なんと殺人犯のアリバイ作りに利用されたものだった。
    弁護士として、弁護人の利益を守るのか、それとも正義を貫くのか。
    弁護士に出来ることは?!

    なんとも型破りな話で、これでいいのか?!えええ???という感じでしたが、まぁおもしろかったです。
    でも本当の弁護士の方が読んだらどう思うかは………?
    小麦のお父さんがかっこよくて…ドラマ化されたら、ぜひイケオジと呼ばれる人にやってもらいたいですねw

  • 法廷物という事で少し構えていたのですがすんなり読めました。
    面白かったです。
    けど自分には少し軽い感じがしました。
    矛盾した感想ですね。

  • 読み始めた時は倒叙物?と思いましたが、すぐに警察にはばれてしまう。そこからの別方向のhowcatchemが予想外ですごくおもしろい。そして、登場人物がみんな魅力的なんですよね。。最後の津川の言葉も逆方向を懸念していたのに、全く違ったし。。このヒロインの続編が見たいです。

  • 親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。
    みたいな感じの元気なお嬢さん新人弁護士(失礼)の奮闘記。ちょい悪のお父様がいい感じ。
    リーガル物はたまに難しいけど面白かった。

  • テンポがよく飽きずに一気読み‼
    出てくる人達に嫌な人が居なくて(犯罪者でも)
    小麦の頑張りも気持ち良く着地したし、裁判官も検察も
    他の小説にはないくらい、良い人たちだった。
    木内一裕さんのテンポの良さが良かったですね。
    お父さんが出てきて、小麦とバディを組んで
    1つのシリーズとして続いてくれたら嬉しいなぁ〜

  • 司法研修を終えたばかりの新米弁護士・杉浦小麦。簡単に事務所に所属したり事務所を構えたりできない小麦の最初の裁判は国選で任された傷害事件。簡単なはずのその事件には裏があり…別に頼まれた人探しと並行して小麦の奮闘が始まる。彼女に会えば誰もが最初に「かわいい」という言葉を発する外見ながら、レスリングの心得があり、咥え煙草で軽トラをぶっ飛ばす…まあなんて魅力的な!話は木内さんらしくポンポンと進み読められ展開も気持ちがよく、最後まで飽きることなく引っ張られました。そして勿論この後が気になる!続編をぜひお願いします。

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著者プロフィール

1960年、福岡生まれ。2004年、『藁の楯』(2013年映画化)でデビュー。同書はハリウッドでのリメイクも発表されている。他著に『水の中の犬』『アウト&アウト』『キッド』『デッドボール』『神様の贈り物』『喧嘩猿』『バードドッグ』『不愉快犯』『嘘ですけど、なにか?』『ドッグレース』『飛べないカラス』『小麦の法廷』がある。

「2022年 『バッド・コップ・スクワッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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