猫が西向きゃ(3) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.22
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本棚登録 : 158
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065222546

作品紹介・あらすじ

漆原友紀(『蟲師』『水域』)の最新タイトルは、”フロー”と呼ばれる奇妙な自然現象を処理するフロー業者・ヒロタと、アルバイトの智万ちゃん(見ため12歳、実年齢35歳)、そして”しゃちょう”(猫)が贈るストレンジなお仕事活劇! 見慣れているのになんだかいつもと違うような、そんなムズムズする風景を見かけたら、それは”フロー”。自然もときどき間違えるのだ。いよいよ大団円を迎える第3巻、登場です!

感想・レビュー・書評

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  • もう最終巻!?早かったなぁと思いつつ、楽しく読ませていただきました。
    最後はちょっと予想外でしたが、昭和のギャグ漫画のような終わり方で、この方の作品の雰囲気が、すごく好きな理由がわかった気がしました。

    天災が悪いことだけを起こすわけではない。ということが最終巻でも表現されていて好きな作品です。

  • 広田フローの2人と1匹の話をもっと読みたかったー。(なので星5にしたいところを敢えて4)
    ほっこり、淡々、ちょびっと不思議が程よく溶け合った世界が好きです。癒し作品は数あれど、自分史上「眠れない時に読むと不思議に温かな眠りが訪れる」作品No.1。

  • もっと続くと勝手に思っていたので、唐突な最終巻でした。
    最終巻は駆け足すぎて、ゆったりした空気感が消えていて残念すぎました。
    この漫画のゆったりした空気感がすきだったのになあ……。
    いつもの場所がちょっと違う。久しぶりに訪ねた場所が様変わりしていた。
    そんな現実にもある日常にフローというSF的なスパイスが効いたゆったりした空気感のこの漫画すきでした。

  • ■書名

    書名:猫が西向きゃ(3)
    著者:漆原 友紀

    ■感想

    また、好きだった漫画が終わってしまいました・・・・・
    まあ、この話はそんなに長く続かないだろうな~とは思っていましたが
    少し早かったです。

    蟲師が面白かっただけに、蟲師と似た世界観であるこの話はあまり
    人気がなかったのかもしれないのは、なんとなく想像できます。

    最終話は、恐らくこういう話にすると決めていたのだろうエピソードで
    終わります。ある意味、しっかり終わっています。
    この物語はいつでもこのエピソードで終わらせることが出来た話しだと
    思いますので、スッキリしていてよかったと思います。

    3巻ですが楽しませて頂きました。ありがとうございます。
    次回作も楽しみにしています。

  • んが?!最終巻だっただと。
    相変わらずの独特の空気感。この作者にしかない空気感。オチは意外な感じだったけど、綺麗に落ちた感じ。もちっとモヤっとした感じでももも。

  • 2/22発売▶️2/24

  • 完結の3巻。
    人気がなかったのかなぁ。作者の趣味が大いに反映されている漫画だったらしいので、気分次第でいつまでも続けることができると期待していたのですが。
    作者的「萌えまんが」ですからね。

    ふとした風景や光景に、興奮を覚えることは誰にでもあるもので。その感情の振れ幅の大小は個人差があって、万人に受け入れられるものではありません。
    ただ、共感を覚える人がいることも事実で、それが作者のファンであるということなのでしょうね。
    「猫が西むきゃ」ではないですが、「蟲師」6巻のコメントで『競走馬が最後尾から飛ぶように他の馬を抜き去ってゆくさま』を理由を言葉にしづらい涙の出る瞬間にあげていました。一番の共感したポイントです。

    個人個人の感情が揺れ動くスイッチが、心の暗い所と結びついていたりする。溜め込んで爆発する前に、フローとして発現する世界。再生、修正できなくなる前に、やり直しの機会が与えられるという点では、優しい世界なのかもしれない。
    ただ、自覚していても無自覚でも、心の内を突きつけられるさらされるというのは、厳しい世界だとも思います。
    不安定で怖い世界ではあるけれど、優しさもある世界。


    ヒロタBは、あちらの世界でちゃんと働いているんだろうか。
    ま、あちらでもこちらでも、ちまちゃんの尻に敷かれる形で過ごすことは変わらないのでしょうね。

  • コッチも終わっちゃった。

    いやぁ、実は精神的ホラーだったわ。今まで居た人が、本物じゃ無かったって。のは、結構怖いよ。

    まぁ、ちゃんと終わったかな。

  • 別の自分に会えるってこう言うのもアリなんですね。あのままで良かったっすね。

  • いろんな原因によって空間や存在がブレることが当たり前の世界の物語、完結。考えも行動も、周りの人や環境が「行儀よくあってきちんと続いていく」ことが前提になっている。フローが存在する物語世界は極端だけれど、現実世界だって何が起こるかわからないのは同じこと。来るものを受け止めて、柔軟に生きていく姿勢もまた大事なんだなと、そんなことを感じさせてくれる作品でした。

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著者プロフィール

アフタヌーン四季賞1998年冬のコンテストにて四季大賞を受賞した短編を連作化した『蟲師』でデビュー。同作は第30回講談社漫画賞一般部門を受賞した。他に『フィラメント ~漆原友紀作品集~』『水域』がある。「アフタヌーン」2018年6月号より『猫が西向きゃ』連載開始。


「2021年 『猫が西向きゃ(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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