- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065264256
作品紹介・あらすじ
「霊が見える兄」こと損料屋の又十郎は、困っている霊をほっとけない。そして「聞こえる妹」天音の能力が決め手に。温かい時代小説!
損料屋(レンタルショップ)の巴屋に紙問屋の藤屋から注文が入り、葬儀などに使う善と器を貸し出すことになった。巴屋の跡取り息子・又十郎が届けることになるが、案の定、成仏していないと思われる幽霊がいた。又十郎は霊を見ることができ、物に宿った声が聞こえる妹・天音と二人で「見える兄と聞こえる妹」として、江戸では少し有名なのだ。そして藤屋の幽霊。主人の儀兵衛に尋ねると亡くなったばかりの女将の霊だとわかる。又十郎は成仏させてあげたいと提案するが、儀兵衛は次の女将になるはずの嫁のことが気がかりだったのだろうと言って、そのままにしてほしいと断る。幽霊がいると伝えたことを又十郎は反省をする。だがその後、嫁姑問題に絡む思わぬ真相が……。
感想・レビュー・書評
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#読了 #三國青葉 #損料屋見鬼控え #読書好きな人と繋がりたい
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又十郎は紙問屋で、亡くなったばかりの女将の幽霊を見つけて──書下ろし霊感時代小説!
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又十郎はじめ皆良い人なうえ、天音を凄く可愛がっているのがわかるので、ほのぼのする。佐太郎も可愛くてさらに可愛さが増しました。
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2022.06.08
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又十郎くん、がんばってるね。
幽霊が怖くても頑張る姿が健気。
天音への溺愛ぶりも微笑ましいし。
あいかわらずデレデレで、天音に恋人ができたりしたらどうなることやらw
天音も、優しいいい子だね。
弟ができて喜ぶ姿の微笑ましさときたら。
さたろうくんの一件、母親のことは切ないけど、それをのぞけば、ものすごくいい形に決着がついたと思う。
夫婦、嫁姑、親子。
色んな形があって、この世を去った時に心残りがあって成仏できない人にとっては、又十郎と天音がどれほどありがたいことか。2人にとっては、ものすごい負担だろうけれど、、、
それでも、誰かのために一生懸命な2人。
2人が幸せでありますように。