きみと100年分の恋をしよう 大好きがいっぱい (講談社青い鳥文庫)

著者 : 折原みと フカヒレ

• 講談社 (2022年1月13日発売)

作品紹介・あらすじ

はじめてのバレンタイン！
「伊吹くん、ぎゅっ……て、していい？」

わたし、鈴原天音。もうすぐ、伊吹くんとおつきあいしてはじめてのバレンタイン！　
ソワソワ、ワクワクの毎日。この日をキッカケに、親友の栞と柚月くんの仲も進展したらいいなって、
ひそかに思ってるんだ。そんな時、３年生の「キラキラ王子」冬也先輩がわたしに急接近！　
その上、柚月くんの身に大事件が！！　わたしたちのバレンタインは？　
栞と柚月くんの恋は、どうなっちゃうの！？

〈小学中級から、すべての漢字にふりがなつき〉

感想・レビュー・書評

[ひげうさぎさんの感想 · 2022年1月20日]

鈴原天音(あまね)、中学２年生
おとなしくて引っこみ思案、めだたない女の子

脳腫瘍の手術をして３年生存率７０％の診断をうけたのをきっかけに、今をせいいっぱい生きようと決心

松本から引っこしてきた横浜の中学校では友だちもでき、思いを寄せる伊吹くんとつきあうことになってもうすぐ迎えるバレンタイン

天音は星中一のモテ男、キラキラ系男子の冬也先輩に呼び出される

「僕と、マジでつきあわない？」

ライバル登場に伊吹くんは……

親友の栞と柚月くんの仲も気になるところ

「ぎゅっ……って、していい？」

体育祭のリレーをきっかけに仲良くなった「チームメロス」のバレンタイン物語

１９８５年に少女マンガ家としてデビューして以来、小説、エッセイ、詩など幅広く活動している折原みとが青い鳥文庫に初めて登場した「１００恋」(ひゃっこい)シリーズの第６作、2022年１月刊

イラストは「すとぷり」のキービジュアルを手がけるフカヒレが担当

「強くなりたい」
「やさしくなりたい」

「夢ノート」に天音が書く“夢”をいっしょに応援したくなる

巻末に「天音のチョコレシピ(トリュフチョコの作り方)」つき

[sakopyさんの感想 · 2023年7月23日]

スムーズに
ストレートに
読める物語
こうやって
少しずつ関係は深まっていく
さぁ
どこまで
どんなふうになっていくのか
どこまで描いてくれるのか
まだまだ
バレンタインディって現役なイベントなんだね

[mi-nyaさんの感想 · 2023年6月22日]

4年から。児童より。子ども達には結構ハグが恋愛感が強めで刺激的かな。チームメロスみんな幸せな回です。

著者プロフィール

1985年に少女マンガ家として、87年に小説家としてデビュー。91年刊行の小説『時の輝き』が110万部のベストセラーとなる。講談社ホワイトハートの人気シリーズ『アナトゥール星伝』や同コミック版（ポプラ社）、KCデザートコミックス『天使のいる場所～Dr.ぴよこの研修ノート』『永遠の鼓動』、小説『制服のころ、君に恋した。』『天国の郵便ポスト』『幸福のパズル』（以上、講談社）『乙女の花束』『乙女の初恋』（ポプラ社）といったマンガ、小説の他、エッセイ、絵本、詩集、料理本、CDなどで幅広く活躍。2017年に小説家デビュー30周年を迎えた。


「2023年 『きみと100年分の恋をしよう　きみがいるから』 で使われていた紹介文から引用しています。」