将棋の渡辺くん(6) (ワイドKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 120
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065275122

作品紹介・あらすじ

将棋棋士は人類の代表! 将棋を指して生活している。懸命に勉強し、年に50局くらい戦い、勝てば笑い、負ければ自分のせい。勝ち負けだけに支配された世界。それはまるで人生の縮図だ。棋士は、どんな人たちなんだろう? 何を食べて、何時間寝ているんだろう? 勝負師でも無頼でもない、リアルな将棋棋士の毎日を棋士の妻が漫画にしました。ノンフィクションです!

ひとたび盤を離れれば、ぬい(ぐるみ)に競馬にフットサル。だけどそれだけじゃなくて、タイトル戦のお話なんかもしてますよ。勝負と日常、その狭間。将棋棋士の不思議なバランス感をご堪能あれ! おまけページも大充実、別マガ掲載時に大好評を博した特集記事「マンガの現場」も収録。老若男女から幅広い支持を獲得&別冊少年マガジンのアンケートで超人気! 将棋棋士・渡辺明の日常を妻が描く傑作ノンフィクション!

感想・レビュー・書評

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  • 今回は、17歳11か月と史上最年少でタイトル獲得の藤井聡太が登場。
    なぜならその相手が渡辺明だったから。
    そして、「敗れてプラスになったことは?」と聞かれて「有名になった!」と答える所がおかしい。
    将棋に詳しくない人にとっては、羽生善治さんと藤井聡太さんくらいしか名前を知らないでしょうからね。

    苦労してネタをひねり出しているのが伝わって来るが、継続が決まって良かった。
    渡辺明さんは、名人を守ってタイトルを3期保持しているからね…
    第7巻は2023年末の予定だけど、無冠になったら終わってしまうような気もするので「渡辺くん」応援するよ!

  • 面白かった、期待どおり。毎巻、とても満足。
    渡辺名人はSNSでもいい呟きをしてくれるので、本人からの印象もとても良い。そして、ご家族(この漫画の筆者)から見た渡辺名人の姿がこれまた非常に興味深く、将棋界の話ももちろん盛り沢山で、観る将ファン必読のシリーズだと思う。将棋に興味のない人でも、漫画に興味のない人でも、面白いと思う漫画なはずっ。

  • 第六巻もこれまで通り面白い。ところどころ将棋以外のネタが掲載されているが、こういう生活をしている渡辺家の人たちが、やはり羨ましく感じられる。33話の竹部さゆり女流四段の回と、巻末おまけ(?)のマンガの現場が特に良かった。

  • 購入の際に少々揉めた第6巻、初っ端から藤井八冠(当時、2020年7月に棋聖:タイトル獲得)のお姿が凛々しい。そして棋聖サーバーの渡辺くんは作者からいびられる。その後、渡辺くんは次から次へとタイトルをサーブする。Mr.タイトルサーバーと言っても過言ではない。翌月にようやく名人を獲得しても、その後は・・・きちんとサーバーの御役目を果たしていく運命が待ち受けている。悲しい。

    第6巻では面白い作品が3つある。
    一つ目は、竹部さゆり女流四段の負けず嫌いの話。渡辺くんとそんなに仲が良いとは知らなかった(競馬仲間でもある)。いつも見ているAbema将棋では竹部女流四段は素晴らしい聞き手として活躍している。才女でカワ(・∀・)イイ!!のでAbemaに出る度に応援している。あと同じ女流四段では香川愛生と加藤桃子が大好き。三人の中で一番好きなのは・・・言わないでおきましょう、角が立ちますから。
    二つ目は、タイトル防衛とタイトル奪取の話。どんどん防衛して鼻高々になるのと対比的に藤井八冠との相性の悪さをコミカルに描いているのが面白い。三匹の子豚の話なんかもう絶品です。
    そして最後の三つ目は単行本おまけ漫画「転生しても最強棋士だった件」。最後のオチの所で、このタイトルに「藤井君が」と吹き出しを入れているのも最高です。

    本巻は全体の後半に面白いものが多かった。前半ではちょっと中だるみを感じたが、さすが後半で挽回した感じ。

  • 2020~21年の連載をまとめたもの。渡辺の名人獲得と棋聖失冠(つまり藤井聡太の棋聖獲得)に重なる激動の時期だけに、藤井評や名人というタイトルへの思いなど、結構率直に描かれていて面白い。

  • 今やもっとも刊行を楽しみにしている一冊。期待通り面白かった!いいよなあ、渡辺名人も伊奈めぐみさんも。クールで正直で、ちょっとマが抜けている(←ほめ言葉です)。作者は別に漫画家を目指してなったわけではないそうだけど、とても読みやすい絵だし、出てくる棋士の方たちがみんな似てる。これを読むためにマガジンを買おうかと思案中だ。名人、伊奈さんとも、ブログやツイッターも絶妙。

  • 藤井さんに棋聖位をとられたときの感想と名人をとったときの感想、今の将棋界の渡辺名人の見方がわかって面白い。(多分読み方が違う)

  • 『シメオネ超効果』旦那は普段活字の本を読まないが本書は愛読している 静岡県・掛川花鳥園で買ってきたハシビロコウ 論理的にも倫理的にもおかしいと思う 所望し続けやっと伏線回収 加齢によって脳が衰えるという証拠はないんです 脳とAI、昼寝とラムネ。 ロッテの中森俊介投手 体力に技術に知識_そういうのが満たされている人が許されるいる人が許されるコースっていうのがあって 玉は包むように寄せよ(最後は一方向ではなく四方八方から攻めよ) なんか変な経由で苦情が来た 僕はオタクなおじさんなのでイケてる若者と一緒に仕事をするのは怖いんですって ドンキホーテ型とハムレット型_意外と相性悪くないんですよね 目的地が同じでも道順が違うって事か 王様を固くして_時間がない相手が間違える_3匹の子豚に煉瓦の家だ 「万正寺 納骨堂」 プライドに矜持って漢字当ててやる 君はいつも負のエネルギーで動いてるよね? 「光を描きたくて、暗がりを描きました。」どうやら井上雄彦先生の剽窃らしい…。

  • 藤井の棋聖奪取と渡辺の名人奪取

  • ◆名人の実感がなかなか湧かない渡辺名人を家でも名人呼びする伊奈先生。まぁ日常生活のなかでカジュアルに名人呼びを敢行すれば、どうしたってああいう結果になるよね。
    ◆巻末のおまけ漫画も面白かった。この時代に将棋界を舞台に物語るのであれば藤井竜王は避けては通れないトピックだよね。藤井竜王を「異世界から来た伝説」的に見あげる将棋ファンならそれで済むんだろうけど、勝ち負けで関わるしかない渡辺名人は大変だー…。

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