今を生きる思想 エーリッヒ・フロム 孤独を恐れず自由に生きる (講談社現代新書)
- 講談社 (2022年11月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065300695
作品紹介・あらすじ
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約100ページで教養をイッキ読み!
現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!!
1:それは、どんな思想なのか(概論)
2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景)
3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用)
テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、
「一気に読める教養新書」です!
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人はなぜ非合理な行動に走り、集団では理性を失うのか。
敬虔なユダヤ教徒の家庭に育ったフロムは懊悩の果てに、
フロイトの精神分析とマルクスの社会科学を融合させた「真の人間法則」にたどり着いた。
【本書の内容】
●「金儲けの世界」を逃れ「魂の救済」へ
●現代人の根本的な病理は「孤独」にある
●二種類の権威―「合理的権威」と「非合理的権威」
●幸福に生きるため良心に耳を澄ます
●人間心理の根源を捉えた『自由からの逃走』
●自分の人生の意味は自分だけが与えられる
●「非生産的方向づけ」と「生産的方向づけ」
●「成熟した愛」を実践するためには
●恐れず真実に目を向け、生産的な人生を送る
感想・レビュー・書評
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エイリッヒフロムは、『愛について』『悪について』など
今まで読んで、なかなか示唆に富んだ内容であり
ある意味衝撃を受けた本の著者です。
この本も、それぞれ愛についてに通ずる内容の本で
面白かったです。
自分を見つめる一つの指針になると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恥ずかしながら本書で初めて知った人。合理的権威とか非合理的権威とか当たり前だけど日常で何の疑いもなく過ごしているから人間の根本的なところと関係しているとみえる。
一見すると当たり前っぽいけど非寛容と戦争(カネも含む)に塗れている今でも成し遂げられていないことを思うと普遍な事なのかもしれない。
追記
読んだ事を忘れて再読。
愛情の項目の責任、尊敬、知識(もう一つは忘れた)辺りは大事。 -
現代を生きる人にほど読んでほしいと言われるエーリッヒ・フロムの思想をひもとく本。フロムの説く愛によるヒューマニズムは、1人の青年を救うものは全世界を救ったも同じ、1人の青年を滅ぼすものは全世界を滅ぼすのも同じだ、とのこと。ヒトラーの制服が始まってからヒトラーに抵抗するのは既に負けている。
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素晴らしい
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読む人に優しく寄り添う本ではなく、彼の探求した真実について冷静に厳しく諭してくれる内容で、甘えた気持ちは一気に消滅します。そこが良かった。
厳しくも偽らない言葉がどのページにも書かれています。
人は皆自分は幸福を求めていると思っているが、実際には幸福では無く社会における成功を求めているに過ぎない。
社会に適応出来ている人は、自分は正常であると考えているが、本当の自分自身を日々捨て去っている。
社会に適応出来ない人こそ正常であり、誰よりも健康的だと記された一文には私も以前同じ事を思った事があり、得心した次第です。 -
『愛することは受動的に落ちることではない。能動的な行為である。』
社会心理学者フロムを学ぶ入り口に。もしくは過去に読んだ彼の作品を振り替えるのに最適な本です。
私の場合は、
『自由からの逃走』
『悪について』
『愛するということ』
こちらを読了してからこの本に望んだので、一部知っているくだりも登場します。
それに、『人間における自由』からの引用が加わり知識を整理してくれました。
100ページでここまでの体型を、読みやすくまとられる。長年研究されてきた岸見一郎さんの尽力の賜物です。
一見見た目は同じような人間関係にみえても、
それが共生依存なのか、互いに自立しているのかで、違う。創造的かどうかが異なる。
見えるだけの情報で人を判断しないように!
警句のように刺さるフレーズが多いです。
本腰を据えて読むよりも、時折本棚から出してさっと読み直して心を改めたい。そんな一冊ですね。
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軽い読み物
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146.1||Ki
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東2法経図・6F開架:B1/2/2687/K
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【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
https://opac.hama-med.ac.jp/opac/volume/467103