キリスト教入門 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 89
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065325544

作品紹介・あらすじ

キリスト教抜きに世界のスタンダードは理解できない!
旧約・新約聖書を丁寧に解説、「救世主」「アダムとイヴ」「三位一体」「クリスマスツリーと十字架」「原理主義」「進歩主義とグローバリゼーション」などのキーワード/トピックから、キリスト教理解を立体的に組み上げる。信仰生活のリアル、各宗派とのかかわり方など、実践的なガイドも盛り込んだ、非キリスト教文化圏に住まう「普通の日本人」のための最良の入門書! 混迷の時代、普遍宗教が示す未来とは?

[目次]
はじめに 教養としてのキリスト教
キリスト教を読む
キーワードで考えるキリスト教
三次元で読むキリスト教
知の道具箱
おわりに
学術文庫版へのあとがき

感想・レビュー・書評

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  • キリスト教の入門書

    入門書は数多あるが、その中でも全体がわかるように工夫してあり、初心者でも知識がある人でも読みやすいものだと思う。

    日本人はローマ字に弱いんだと気付かされた。
    例えば「サタン」悪魔だが、これはヘブライ語なんだと。ギリシャ語ならディアボロやデモン。語源も知るとなるほどそうだったのかといくつかの知識の欠片が繋がるようだった。
    こうした言葉の〇〇語による違いで、ミカエルがフランス語だとミッシェルで有名なモン・サン・ミシェルだと言うのは本当に驚いた。
    ヨーロッパの人たちは隣国や同じかローマ字の国の表現の違いは知っているんだとしたら、日本人はちょっとした壁があるな…と更なる難しさを感じた。

    こうしたことの一つに、日本やアジアに多い長子相続があるが、これは儒教文化圏特有なのか。末子相続というのがあると言うのも初めて聞いてとても納得した。

    巻末にはブックガイドもあり、もっと深めたいと思える書の紹介があります。

  • サイバー空間の陰謀論 | 時事オピニオン | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス
    https://imidas.jp/jijikaitai/L-40-214-15-08-G587

    竹下節子の最新ニュース:クリスチャントゥデイ
    https://www.christiantoday.co.jp/tags/takeshita-setsuko

    L'art de croire  竹下節子ブログ
    https://spinou.exblog.jp/

    『キリスト教入門』(竹下 節子):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000379232

  • https://calil.jp/book/406258249X
    知の教科書 キリスト教 (講談社選書メチエ)講談社(2002-09-10)の文庫化か?

  • ・キリスト教で文明の歴史や現代社会の混迷などのすべてが説明できるわけではない。けれども、キリスト教抜きでは近代の西洋スタンダードも現代の地政学も理解することはできない。

  •  聖書は分かりづらいのに、よくまとめた。

  • 東2法経図・6F開架:B1/1/2775/K

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著者プロフィール

比較文化史家・バロック音楽奏者。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。フランス在住。著書に『ヨーロッパの死者の書』『キリスト教の真実』『女のキリスト教史』(以上、ちくま新書)、『ジャンヌ・ダルク』(講談社学術文庫)、『ローマ法王』(角川ソフィア文庫)他多数。著者のホームページhttp://www.setukotakeshita.com/

「2021年 『疫病の精神史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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