アンドロメダの涙 久閑野高校天文部の、秋と冬

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065329894

作品紹介・あらすじ

11月の文化祭で、えるもたち天文部はプラネタリウムを上映することになった。技術面のサポート要員として、工業科2年で嵐士先輩の幼なじみの淳先輩を迎え、プラネタリウム作りを開始する。天球儀の穴あけ作業に加え、段ボールドームの準備や解説原稿の製作などで、天文部員たちはてんわやんや。そんな中、まわりから自分の進路について考えるように言われたえるもは、嵐士先輩や淳先輩たちの進路選択を間近で見ながら、迷い悩む--。中学から

感想・レビュー・書評

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  • うわー、青春!進路に悩んだり、部活に励んだり恋に悩んだり。迷うのは当たり前。間違わずに生きていくのは無理だから逃げずに立ち向かい悩め。人生は長いのだから。偽物でも誰かの好きのきっかけになるなら「綺麗な嘘をつこう」。いいねえ、こういうノリ。

  • 間違えて2巻から読んでしまった。
    アンドロメダ座や竜骨座などの星座の由来を学ぶことができた。
    星と同時に人々との出会いと甘酸っぱい恋が交差していくのが面白かった。
    1巻を読みたい。

  • 残念。以前にも借りてきたけれど、時間取れなくて読み終わらなくて再挑戦。なんだけど、私には作風が合わなくて、ザーッと最後まで見て、読むのやめちゃった。
    もしかしたら、心に響くタイミングではなかったのかも。

  •  高校の天文部のえるもは、進路についてまだなにも考えられない。周りからはプレッシャーがくるけど、考えられないものは仕方が無いじゃんと、先延ばしにしている。
     文化祭でプラネタリウムをやることになり、計画や作業をしながら、えるもは皆の将来についての思いを知っていく。




     母親の言葉「あんた、一回も間違えずに生きていこうとしてない?」に、突かれた。

  • 2023 久閑野高校天文部シリーズ2

    秋になり、進路を考える時期とともに文化祭の時期

    えるもは自分の進路を決められずにいる
    天文部の活動が雨で中止の日に、嵐士先輩とえるもは二人でプラネタリウム見学に行く
    本物ではない星空なんか見ない人たちのためのプラネタリウム

    光害(こうがい)

    えるもは文化祭で、天文部としてプラネタリウムをやることを提案する

    プラネタリウムの作成キッドは思いのほかしょぼく~

    生徒会長の霧島凛子先輩は、技術面では工業化の南雲淳先輩をつないでくれて、O大学の学園祭の天文部プラネタリウム見学を提案

    P130 「結局、その人と一緒にいるときの自分を好きになれるかどうか、なんだと思うよ。二人の関係性というのは」
    「そしてね、えるも。関係性っていうのは変わっていくものだから」
    「今、大事だと思える関係があるなら、今、しっかり大事にすることだ。しんどくても逃げないでね。わかった?」

    えるもの父(図書館司書)のことば

    天川栄人さんの話を聴き、児童文学というのは
    物語によって新しいものの見方が与えられ、世界へ送り出すことができるものだとわかった
    パワーを得て、現実で闘えること

    そんな物語であった

  • 「セントエルモの光」の続編。高校の文化祭で天文部廃部阻止の対策としてなんとプラネタリウムを作成してしまう。技術担当として新たな登場人物、嵐士先輩の幼馴染で工業化の淳先輩。なんかめちゃ頼れる先輩の登場。進路の選択とか将来の夢に対してとか、恋愛とか、高校生だからこその悩みとか葛藤もあると思うのだが、親の経済状況やいろんな大人の事情をも顧みながらどこかで自分の意見をまげていってるんだと。そんななか少しでも可能性のある方向へ向かって歩き出す高校生の清々しいほどの青春物語。天川さんの青春物語はやっぱり面白い。

  • 私も高校の時天文部だったので、ちょっと懐かしかったです。主人公たちはプラネタリウムを作ったけど、うちの天文部では天体望遠鏡を作ったなぁ。でもこれ続編だったんですよね。前作も読んでみます。

  • 前作で回収されなかった様々な伏線が回収された。さらっと読めてしまう。ぜひこの続きも書いてほしい。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。京都大学総合人間学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。第13回角川ビーンズ小説大賞にて審査員特別賞、第9回集英社みらい文庫大賞にて大賞受賞。おもな作品に、『おにのまつり』(講談社)、『ノベルダムと本の虫』(角川書店)、「花仙国伝」シリーズ(角川ビーンズ文庫)、「悪魔のパズル」シリーズ(集英社みらい文庫)、「毒舌執事とシンデレラ」シリーズ(講談社青い鳥文庫)などがある。

「2023年 『セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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