ねこもおでかけ (わくわくライブラリー)

  • 講談社
3.38
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本棚登録 : 77
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065338544

作品紹介・あらすじ

うちのかわいいねこは、家の外でいったい何をしているの?小学生の男の子、信ちゃんが公園で捨てねこを拾い、保護して、育てる。ねこの秘密を探っていくまでの1年間の子ねこドキドキ成長物語。野球帽にすっぽりはいるくらい小さい茶トラの子ねこは、「トラノスケ」と名づけられる。ラブラドールのでっかいけれど気の弱い犬の「ダン」と、優しい男の子、信ちゃんと暮らすようになる。ある日、信ちゃんは、子ネコのトラノスケの鳴き声が<まってたんだよー>ときこえた、ような気がた。これって空耳? 不思議なことが起きるエブリディ・マジックな物語。●他者の気持ちに寄り添う、あたたかい心を育てる物語。<小学3年生以上対象>巻末に猫大好き作家&画家の「ねことなかよくなる」スペシャルガイド付き。※小学3年生の国語教科書(光村図書)に掲載された「もうすぐ雨に」の主人公の少年と飼いねこのトラノスケが登場する物語です。教科書で『もうすぐ雨に』を読んだ子どもたちは、もっと楽しめます!

感想・レビュー・書評

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  • ベスト 『ねこもおでかけ』 | 教文館ナルニア国
    https://is.gd/ZFzoe8

    朽木祥さん&高橋和枝さんダブルサイン入り『ねこもおでかけ』 | 教文館ナルニア国
    https://is.gd/72QFBg

    広島「被爆二世」作家がドイツの中高生に尋ねた「遺族が名乗り出ない原爆犠牲者」が813人もいる理由 - コクリコ|講談社(2023.08.05)
    https://cocreco.kodansha.co.jp/cocreco/general/books/juvenileliterature/2jwKx

    クマネコ日記
    http://kumanekonikki.jugem.jp/

    『ねこもおでかけ』(朽木 祥,高橋 和枝)|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000383148

  • 今どきは完全室内の方が…と思ったけれど、最後に書かれていた’みなさんへ’という文章で著者の意図がわかる。

    昔は今よりずっと危険が少なかったように思う。少し外を歩くとご近所の猫に出会い、その猫がどこのお宅の子だとか、名前まで知っていて、声をかけたりする長閑さがあった。
    今は捨て猫や野良猫、地域猫など、猫にとって暮らし難い環境も多く、命を脅かすような事まである。猫が好きではない人がいても仕方ない事だけれど、それならば危害をくわえずに放って置いて。
    人はもっと猫に優しくおおらかで良いのではないかな。

    亡くなった長男猫、今の次男猫ともに完全室内で暮らしている。住んでいる地域や環境によって違うだろうけれど、自由に外を行き来させるなど事故や怪我などの心配を考えると無理。そんなふうに暮らせたら良いなとは思うけれど。

  • 4年。公園で拾った猫トラノスケは、犬のダンと違い自由に外での世界を過ごしている様子。似た猫を見つけて、どこで何をしているのかついて行くと…。
    全般はサラリと猫を拾う飼う様子で読みやすいので2.3年でも良いかと思うが、後半から猫の出会った人の過去だったり、人の繋がりが見えてきたり猫の声が聞こえるのが当たり前になったりと意外と複雑。

  • ふむ

  • 公園で茶トラの子ねこをひろったぼく=信ちゃん
    家で飼うことになり、トラノスケと名づける

    トラノスケ、ラブラドール犬のダンと暮らす日々にはダンのぐあいが悪くなったり、トラノスケが帰ってこなかったり、ハプニングがいっぱい

    そして、チリン
    どこかですずが鳴ると……

    動物と暮らすやさしく、おかしく、ちょっとふしぎな1年間を描いた創作読み物、中学年から読める「わくわくライブラー」から

    小学3年の光村版国語教科書に採用されていた「もうすぐ雨に」に登場する主人公と猫の出会いを描いた物語

    イラストは『うちのねこ』の高橋和枝
    トラノスケはじめ登場する動物たちの表情、しぐさがなんともいえずかわいらしい

    「主人公の前に子猫が現れる描写がありますが、あれはほぼ実話です。」──制作秘話インタビュー〜出版社サイト「コクリコ」より

    巻末には「ねことなかよくなる豆知識」つき

    動物とかかわり、いっしょに暮らす楽しさが伝わる一冊、2023年12月刊

    この本であわよくば、あなたもねこ派に!

  • ある日拾った茶トラの子猫。それは不思議な猫だった。
    こころのなかで会話できたり、よその家で別の名前を持って可愛がられていたり。
    不思議な行動をする子猫が可愛い。先住犬との交流や飼うのを反対していたお父さんの変身っぷりが面白い。
    猫を飼う楽しさがわかる楽しい本。

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著者プロフィール

広島出身。被爆2世。
デビュー作『かはたれ』(福音館書店)で児童文芸新人賞、日本児童文学者協会新人賞、産経児童出版文化賞受賞。その後『彼岸花はきつねのかんざし』(学習研究社)で日本児童文芸家協会賞受賞。『風の靴』(講談社)で産経児童出版文化賞大賞受賞。『光のうつしえ』(講談社)で小学館児童出版文化賞、福田清人賞受賞。『あひるの手紙』(佼成出版社)で日本児童文学者協会賞受賞。ほかの著書に『引き出しの中の家』(ポプラ社)、『月白青船山』(岩波書店)、『八月の光 失われた声に耳をすませて』(小学館)などがある。
近年では、『光のうつしえ』が英訳刊行され、アメリカでベストブックス2021に選定されるなど、海外での評価も高まっている。

「2023年 『かげふみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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