生物学者と料理研究家が考える「理想のレシピ」

  • 日刊現代
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065344620

感想・レビュー・書評

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  • 【生活】理想のレシピ | ほっと一息 | いー山形どっとこむ(2024/02/01)
    http://www.e-yamagata.com/eyamac/hot-hitoiki/2024/02/01/1161/

    「生物学者と料理研究家が考える『理想のレシピ』」 福岡伸一、松田美智子著|日刊ゲンダイDIGITAL
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/334743

    MICHIKO SELECTION 松田美智子オフィシャルサイト
    https://www.m-cooking.com/

    福岡伸一さん(生物学者) | club willbe
    https://www.club-willbe.jp/members/supportingmember/0206fukuoka.html

    Threadsの溝呂木一美/ドーナツ探求家&イラストレーター (@hitomi_mizorogi_donut)
    https://www.threads.net/@hitomi_mizorogi_donut

    『生物学者と料理研究家が考える「理想のレシピ」』(福岡 伸一,松田 美智子)|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000385533
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    (yamanedoさん)本の やまね洞から

  • 「本から」
    ミトコンドリアを襲う「活性酸素」の脅威

    「食べる」ということは「体を入れ替える」

    動的平衡の実態を担っているのは絶え間のないタンパク質の交換

    炭水化物と脂質が、静的な燃料源であるとすれば、タンパク質は、動的な働き手

    エントロピー増大の法則がこの宇宙のすべてを支配していて、秩序あるものは秩序が失われる方向にしか動かない
    だが、唯一、生命だけがエントロピー増大の法則に抗って、秩序を維持しようとしている。だから、、逆に、エントロピー増大の法則に抗うものを生命と呼ぶことができる。

  • カロリーの補給は「自動車にガソリンを入れるようなものである」と聞くと、食事する意味について非常に分かりやすく感じられるが、それは正しくない。
    ガソリンを補給して動くのではなく、実際はガソリンの成分が自動車のタイヤ、窓、座席、エンジンのネジなどに成り変わっていく、つまり、私達の身体は食べたものでできている、そのものである。
    食を考える時、〈動的平衡〉の概念を忘れてはならない。

    生物学者、福岡伸一と料理研究家、松田美智子のコラボレーション。
    日刊ゲンダイに連載された記事をまとめたレシピ本



    これがレシピ本であるということが私にはとても面白く感じられてしまいました。
    前半の福岡先生の書き下ろし部分では、食の話をする前に細胞に関してどこまでもミクロに追求していき、身体を作っているものは何か、生き物はどこまでも煩雑になっていこうとするエントロピーの法則に抵抗しているのだ!というお話がとても興味深く思えました。
    その、生物学ってすごい!!!という気持ちのまま第二部に入った途端、あ、この本はレシピ本だった!と思い出す、その振り幅が面白かったです。
    レシピの内容は、旬の食材から主要の食材、発酵食品などを使った料理が掲載されていて、一つ一つに福岡先生の観点によるメモが付いていて、この食材を摂る意義を知ることができます。

    レシピ本としてのまとめ方が好きですし、前半と後半の温度差もクセになり、今回は図書館で借りましたが、この本が欲しいと思いました。

  • ホールフード=全てをいただく
    これが基本なのですね。

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著者プロフィール

福岡伸一 (ふくおか・しんいち)
生物学者。1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授。2013年4月よりロックフェラー大学客員教授としてNYに赴任。サントリー学芸賞を受賞し、ベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)ほか、「生命とは何か」をわかりやすく解説した著書多数。ほかに『できそこないの男たち』(光文社新書)、『生命と食』(岩波ブックレット)、『フェルメール 光の王国』(木楽舎)、『せいめいのはなし』(新潮社)、『ルリボシカミキリの青 福岡ハカセができるまで』(文藝春秋)、『福岡ハカセの本棚』(メディアファクトリー)、『生命の逆襲』(朝日新聞出版)など。

「2019年 『フェルメール 隠された次元』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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