- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784074567287
作品紹介・あらすじ
翡翠牌の持ち主である皇族の末裔を追う中で、猫猫たちは禁書でありながら優れた医学書でもある『華佗の書』を手に入れた。傷んだその書が復元されるのを待つうち、医官たちは抜き打ち試験を受けさせられる。猫猫は試験に合格して養父である羅門の下で投薬実験を行うことになり、羅門から医術について学べることを喜ぶが、その実験は大掛かりであり、市井の病人たちを使うというものだった。薬が効かぬ者は、場所を移されて外科手術が行われるというのだが-----。
感想・レビュー・書評
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主上の手術をめぐるぶつかり合いが中心の15巻。
天祐をはじめ新キャラの強烈な個性が顕になる。
月と猫猫、なんかいい感じになっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
終盤に向けての物語が圧巻で緊張感のある内容。
現代でも通用しそうな医療現場の緊張感があって面白かったです。
昔の帝に対する人々の考え方など、改めて重く感じました。
同じ人でも生まれた状況や環境で地位が決まるって理不尽。
そして、帝に関わる人たちの重圧を考えると現代人は耐えれませんよね。
今回は、ミステリー小説ではなく医療小説でした。
また、いい感じに締め括ったので一安心でした。」 -
面白かった!!!!ものすごくおもしろかった。
今回は皇帝が盲腸炎で其の処置で大事に。
今ならなんてない手術であるが、なにせ時代設定と、
患者の立場がナニなので、下手こいたら関係医官とその一族郎党全て処刑となるので、
前段階での外科医官の練習やら、
薬屋の薬の治験、コントロール実験などとても面白かった。
まあ、月(壬氏)が最後の方でちらっとは出てくるが、壬氏成分少なめ。
「・・・・そういう言い方はやめろ。命令したくなる」 -
もう16巻が待ち遠しい。
いつもの登場人物が出てこなかったなぁ。
あの人もあの人もあの人も。 -
『華佗の書』と治験の巻
ドップリと ハマってしまいました。
薬屋のひとりごとー小説家になろうで何回も読んでます。
一種のアヘン中毒かも…ヤバイですぅ←ここは可愛く -
今巻めちゃくちゃ好き!
ミステリ回も好きだけど、今作は医療色が強いのがとても良き良き
物語よ始まりは医官達への急な試験
そこで合格したもの達は何も告げられず実験に駆り出さられる
一体何が起こるのだろう?と思ってはいたが、さすが猫猫ちゃん、何となく察しているのが流石だなって
そして前巻で手に入れた華佗の書!
復元したことで少しずつ解読ができるように〜
今の現代では当たり前のような内容も、この物語の時代では知られていないことも多く医療に関わる者たちが一生権威読んでいるのを想像すると羨ましいなって思う
知らないことを知る喜びって凄く幸せだからね
猫猫ちゃんも口からヨダレを垂らしながら愛読するだろうな〜と想像してしまう
そしてそして、今作の最も大事な部分は尊きお方のご病気発見!?
尊きお方の治癒を目指すためには相当な苦労があるんだなって
神のような大事な体に傷を付ける自体が、執刀した者達の首を跳ねられてしまうような案件…怖っ!
なので開腹手術には一波乱、二波乱あったり…
日向夏先生はどこから薬や医療的な知識を学んでいるのかとても気になるなぁ
あとは尊きお方達の会談シーンとかも結構印象深く残る物語であった -
今回のお話は大満足
主上と阿多とのやり取りが良かった
そして、「月は『天』ではなく『人』であった」
この一言に尽きる
サイコーだね -
現在のところの最新巻。
めちゃくちゃ医療の話。
外科手術の始めってこんな感じだったのかなぁ〜なんて思いながら読める。
表紙の二人はもう付き合っちゃいなよ!と言いたくなる。でも、二人の性格的にも立場的にも難しいんだろうな。この辺りは生暖かく見守ろう。 -
皇帝の病気に対する色々な出来事がメイン。猫猫が急に試験を受ける羽目になったのも・・・。 緊迫する巻でした。