集英社ギャラリー 世界の文学 (19) ラテンアメリカ 伝奇集/エル・アレフ/砂の本/大統領閣下/ブルジョア社会/赤い唇/族長の秋/ある虐殺の真相/太鼓に踊る/イレーネの自伝/樹/裏切り者との出会い/ルビーナ/モーツァルトを聴く/痩せるための規定食/時間/パラカスでジミーと/顕現祭の夜/魔術師顛末記/ゴドフレードの三つの名前
- 集英社 (1990年2月20日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (1348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784081290192
感想・レビュー・書評
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ボルヘス、ドノソ、ガルシア=マルケスなど大作家が一度に楽しめる極上のラテンアメリカ文学集である。濃厚な気や一方では静謐さもあり、多様な作品群の読書は大人に許された贅沢か。特にボルヘス『エル・アレフ』ドノソ『ブルジョア社会』がお気に入りである。
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堪能した〜。ドノソはこういう作品も書いてたのかと新鮮だった「ブルジョア社会」、フアン・ルルフォ「ルビーナ」がよかった。「ルビーナ」はこれだけの短さのなかにすべてが書かれていてすばらしい。
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未読であった短編集、「砂の本」が収録されていたので、そこだけ。
「他者」に書かれた老年のボルヘスが、齢七〇の彼の心境をよく表しているようだ。
「人智の思い及ばぬこと(ゼアラー・モア・シングス)」は「H・P・ラブクラフトを偲んで」書かれている。なん…だと…
この繋がりはちょっと意外だったのです… -
ボリュームたっぷり。万華鏡のような中南米文学セレクション。本棚に置いてあるだけで眩暈がします。
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