炎の蜃気楼シリーズ(33) 耀変黙示録 4 ―神武の章― (コバルト文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086000260

作品紹介・あらすじ

神々の数を示す神璽の烏は残り60羽をきった。布都御魂を手にするため、那智の滝で解錠神事に挑む直江らを襲った綾子たち。彼らは大斎原から解放された大霊に憑依されていた!窮地に追い込まれた直江は決死の反撃を試みるが!?一方、弥勒の発現した譲に喰らわれる高耶は、意外な者たちの出現を目の当たりにする。熊野に怨将が集結する中、四国では崇徳院の怨霊が暴走を始めた…。

感想・レビュー・書評

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  • 炎の蜃気楼33

    <blockquote>捨て台詞を残し、高坂の姿はエレベーターの向こうに消えていく。会った瞬間から犬猿の仲というものはあるものだ。高坂の気障で尊大な言動は、兵頭の神経を逆撫でしてやまないらしく、すでに兵頭の中ではブラックリストナンバー1の座についている。いつか殺っちゃる、と心に誓って、気持ちを切り替え、直江を振り返った。</blockquote>脳筋兵頭。

    直江が勃起不全に陥る。ショック…。じゃあ、この後エロシーンはなしか?二人の濡れ場は正直萌えないので別にいいけど、直江にしてみればかわいそうだな。

    信長ついに高耶を拉致る。作者自身も拉致られ王だと思っていたんだ。

    すっごくおもしろい。信長はカオルなのか?じゃあ、司は?どこいった?

    32巻が失速しているように感じたのに、この33巻は一気に盛り返した。すっごくドキドキする。この後どうなるんだろ。

  • 最終話の前半が終了とのこと。
    カヲルの正体には流石に驚いたし、今後の展開にも期待。
    千秋と高耶がやり取りしているのも嬉しいが
    あとがきでラチられ王なんて言われていて
    高耶が本当に気の毒。

  • 小太郎、人型で復活する。獣でいたい、言葉をしゃべりたくない、とか、痛々しい。

    「・・・そして四国に戻ったら、一緒に暮らそう。」「岬の近くに小さな家建てて、ふたりで暮らすんだ、時々みんなを呼んで」
    「永劫の孤独を、埋めてあまりあるほどの幸福を、おまえに」・・・切ない。

    高耶、信長にさらわれる。

  • 氏康さんに泣き、小太郎に泣き、直江に泣き(直江てめーいいかげんにしろや、と思ってた私が!)、晴家ねーさんに泣き、千秋に泣き、高耶さんに泣いた。なんなのミラージュ…

    終わり方が鬼すぎて、リアルタイムで読んでいた方の心中を思うと胸が痛むレベル。

  • 高耶さんの最期のカウントダウンが始まってしまったのか?
    氏康お父様再登場です。高耶さんに余命宣告してます。本当にもう…せつない。直江さんと岬の家発言に涙が止まりません。直江さんは直江さんで切ないことになってるし…(肉体的に…)このまま読み進めるのが辛いです。
    そして十数巻ぶりに?小太郎が人間の姿にもどってます!なんだか高耶さん、ちゃんと小太郎と向き合って話してて…ほんとよかったね、小太郎って感じです。最後はお母さんのようになってますけど。

  • お久しぶりの北条主従。
    竜の氏康父さんに黒豹のこたさん、ジャングル・ブックみたいになってますが(観たことないけど)。
    大型猫科肉食獣スキーなので、こたさんの好感度が鰻登りです。

    今回は千秋氏の見せ場が(比較的)多くてうれしい。
    相変わらず貧乏くじをひきまくるいい人っぷりが大好き。

  • 炎の蜃気楼-33

  • 「永劫の孤独を、埋めてありあまるほどの幸福を、おまえに」
    ……名台詞です。

    直江の不能も高耶さんの狂いっぷりも千秋の頑張りも嶺次郎の覚悟も響いたが、やはりここは晴家がいちいち泣かせます。

  • 信長?信玄?…当然未読(※)

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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